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はじまりは大抵、真似ごとから

世の中には「天才」と呼ばれる方がいる。

何もないところから唐突に最高なアイデアが生まれてきたり、
1回見ただけで、聴いただけですべてを把握してそれ実現できたり。

一般の人では到底たどり着けないような領域にいる人。


それで言うと自分は当然ながら凡人で。
唐突にアイデアなんかおりてこないし、
1回ですべてを覚えたりなんかは出来ない。

よく仕事の世界では「0→1が得意」か「1→10が得意」か、といった話がある。何もないところからつくり上げるか、今あるものをさらに拡大させていくかの違いで。

でも極論を言うと、「本当に0」ってなかなかないと思う。
きっと巷に転がっているあらゆるもののほとんどは、すでに誰かが思いついたものであって。だってアイデアは既知と既知の組み合わせなんだから。

大事なのは、すでにあるものにどれだけ気づけているか、ということ。すでにある者同士をいかに組み合わせられるか。そこに至るためには、まず世の中にある「いい」と言われているものを見つけ、知り、自分の中に踏襲していくことだと思っている。

なぜなら「いい」と言われているものには必ず理由があるのだから。真似るに越したことはない。古くから守破離だ、って言われているし。


で大事なのはここからで。

まず、真似るときは中途半端に真似ない。徹底的に真似る。細部にまでこだわる。「ま、こんな感じやろ」じゃだめ。

「ま、こんな感じやろ」でちょっと見過ごしたところに、実はめちゃくちゃポイントが詰まっている可能性があるから。


そして、「いい」と思うことを真似た結果、自分の中での琴線に触れた瞬間を探すということも大事だと思う。自分にとってどこが「いい」と感じたのか、ちゃんと考える。それに加えて「じゃあどうすればもっとよくなると思うか」、そこには自分なりのアイデアを当て込む。

それだけで”あなたのもの”になる。

ただこれもすべて”徹底的に真似る”ことから始まる。


真似ることに妥協はしない。
そして真似て終わりにしない。

この2点は大事にしたい。

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