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「現場」の醍醐味は”想定外”

昨日、こんなツイートをした。

それは昨日の仕事中、そう感じた経験があったから。

昨日、新しく移行支援を利用したい方の「障害福祉サービス受給者証」の申請に初めて同行した。一般的にこの申請には、ご本人様とサービス等利用計画を作成する相談支援員さんかケアプランを作成するケアマネジャーさんが同行することが多い。

だけど今回はケアマネさんが就労につなぐことが初めてということもあり、「代わりに同行しますよ!」といって初めて同行したのだ。

もちろん申請の流れは勉強していたので問題なく行えたのだが、

「あ、こういうことを記入するんだ」

という発見から、

「マイナンバーカード申請しに行っている人めちゃくちゃ多いな」

というちょっとどうでもいい発見まで。市役所という”現場”に行ったからこそ気づけたいろいろなことがあった。

そこで改めて「百聞は一見に如かず」を感じた。


今回の例に限らずだけど、やっぱりこういった現場に行くことで得られるメリットの一番って”想定外”だと思っている。

例えばプロのスポーツの試合。
最近では様々なサブスクが登場し、テレビでスマホでいろんなスポーツが見れる時代になった。

しかしあたりまえだけど、その人たちが見える世界は画面上に映っているものだけ。それ以外は見えない。

現場に行くとどうだろう。
画面で見るより近くでは見れないかもしれない。だけど画面には映らないあらゆるところが見える。私は特にそれを野球観戦で感じた。

野球が好きで、たまにプロ野球を見に行くのだがそこではいくつもの想定外があった。

1つは「あ、今守備位置微妙に変えた」というちょっとした変化。
野球にとってはほんの些細な一歩が大きく影響する。だから守備位置はすごく重要で。画面上に映るのはピッチャー、キャッチャー、バッターばかりだけど、その後ろで内野も外野もポジショニングをこまめに変えているのを見るとすごく勉強になる。

もう1つは「やっぱりプロってでかい、強い、はやい」
テレビで見ると感覚がマヒしちゃってあれが「普通」なんだと思ってしまう。だけど現場で見るとやっぱり違う。圧も違う。それに軽く腕を振っているだけなのに、ピューっとボールが放たれる。野球をやってたからこそわかる、あれはやばい。

現場に行くからこそわかる気づき、想定外。
だからプロスポーツの試合を見に行くのが好きだ。


もう1つ、本屋さんも現場に行くからこその最たる例だ。
最近はネットショップが発達したり電子書籍が登場したりと、なかなか紙の本に触れる機会が減ったり本屋さんに行く機会が減ったりしたのではないだろうか。

そんな時代に逆行して、私は本屋さんが好きだ。
それこそまさに”想定外”があるから。

ネットショップってほしいものを狙って買いに行く。
だけど本屋さんはどうだろう。もちろん目当てのものを探しに行くこともある。ただ目当てのものを探しながら、偶然目に入った面白そうな本を買っちゃうこともある。

こういった「偶然の出会い」があるのもリアルな本屋さんならでは。

それにいろんな本のタイトルがある中で、

「自分はどんなタイトルに興味惹かれるかな~」

って考えながら眺めているのも好きな時間の1つだ。ネーミングの勉強になったりする。

これってわざわざネットではやらないこと。現場ならではの「遠回り」に味がある。


かの有名な映像作品にこんな言葉が登場する。

「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」

これってもちろんいろんな意味があるだろうけど、一番言いたいのは現場でしか気づけないことがある、ことなんじゃないかなって。


便利になった今の時代、すぐ何でも情報が、欲しいものが手に入る時代だけど、その便利さだけに甘えないように。予定調和に甘えないように。

現場の雰囲気、想定外の体感、そういった魅力にもどんどん触れていきたい。




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