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夜にかかってきた1本の電話

改めて「自分は恵まれているな、支えられているな」そう感じた。



今日はこの記事を書く予定ではなかった。

だけどタイムリーな想いを言葉にした方が、気持ちも乗ると思って今書いている。記事にしたくなる出来事があったから書いている。


仕事から帰ってきて一人夕ご飯を食べていた。

今日は野菜炒めに魚に。そして白いご飯に。

そんなさなか、突然LINE電話がなった。



それは、店長だった。


店長、と言っても多くの人が知るはずもないだろうが、大学生の時4年間働いていたラーメン屋の店長だ。

店長には本当にお世話になっていた。

バイト先への通勤用に原付バイクを買ってくれたり、富士急連れていってくれたり、卒業祝いには叙々苑に連れていってくれたり。

そもそもバイトを始めた当初は仕事が何にもできず、回転率が求められる世界で足を引っ張っていた。

それでも長い目で見てくれて、気づけば大学4年生まで働いていた。

感謝してもしきれないくらいの想いがある店長からの電話。


電話に出ると、第一声、

「元気にしてるか?」

この一言だけでもう自分は幸せ者だな、と感じた。


言い方は悪いかもしれないが、所詮バイトの時期は雇用主と労働者。

もうそこでバイトをしていないとなれば連絡はしなくてもおかしくない中で電話をしてくれた。

それだけでものすごく心が温かい気持ちになった。

そしてある程度会話をした最後に、

「なんかあったらいつでも相談に乗るからね」



店長に限らず、自分は本当に人との巡り合わせがいいと思っている。


家族も、同級生も、先生も。
先輩も、後輩も。
アルバイト先も、就職先も、配属先も。


必ずしもすべての人といい関係を築けているのか、すべての経験が自分にプラスだけを与えていたか、というともしかしたらそうではないものもあるかもしれない。

辛い経験もしたし、しんどい経験もした。思い出したくもないこともある。

でもそれ以上に、嬉しい経験、楽しい経験、感動する経験、心温まる経験をしている。

トータルして考えると、すべてがいい経験に思えてしまう。

しんどい過去も、その一つ一つがあったから今の自分があるのであり、もしどれか一つでもなかったら今の自分はないかもしれない。

そして今の自分は、こうやって周りにいる人の温かさを感じながら生活できているから幸せ者である。


やっぱり人と人との関係なんだな、と。


どんどん便利な時代になって、一人で何でもできる時代になって、だけど究極心が満たされるものって「人の温かさに触れたとき」なんだなって。

なんだか綺麗ごとのようにも聞こえるけど、綺麗ごとだと思われても気にしない。


これからも感謝の気持ちは忘れずに。感謝の思いを忘れてしまったら終わり。決して自分は一人で成り立っているわけではない。


それと同時に、自分の周りにはすごい人たちがいるということを誇りに、自信を持ちたい。

頼れる先輩が、同期が、後輩が、仲間がいるということを。

だから何かを恐れる必要もない。

そしてゆくゆくは自分も誰かに与えられるように。


夜にかかってきた1本の電話が、心を温かくしてくれた。


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