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逃げる場所は間違えないで

最近また素敵な言葉を見つけたので共有したい。

「逃げてもいいよ。でも逃げる場所は間違えないで。」

すごくすごくありきたりな表現をするとすれば”いい言葉だなぁ”と。もう少し具体的に言うならば、”実践したい言葉だなぁ”というところか。

「いい言葉というのは人を動かす言葉」という自分の価値観にまさにピッタリはまる。

昔はそもそも「逃げちゃだめだ!」という時代だったというのはよく耳にする。特に「男が逃げるなんてよくない」みたいなことも聞いたことある。自分が生きているうちは聞いたことないが。

そこから少しずつ寛容な時代になった。

「逃げてもいいよ」

そういった言葉はいろいろな場面で耳にするようになった。それによって救われた人はだいぶいるんじゃないだろうか。

でもちょっと抽象的じゃないか、と思う自分もいる。

もちろん逃げていい場面もある。
だけど時に逃げちゃいけない場面もある。

それに「逃げる」といってもじゃあどこに逃げればいいんだろうか。

現実逃避をしたいと外へ出ても、誰かが待っているとは限らないし、誰かが理解してくれるとは限らない。
だから逃げたくても逃げれない人だっている。

そんなすべてを網羅しているのが、

「逃げてもいいよ。でも逃げる場所は間違えないで。」

なんじゃないかって思う。

逃げることは大事。
ただ悲しいかな、そういった弱みに付け込む人もいる。
だから逃げるのが怖くなる。飛び込むのが怖くなる。

正直、逃げる側からすれば何が正解の逃げる場所なのかなんてわかりづらいものだ。手を広げて待ってくれている人のところには、藁にも縋る想いで飛び込みたくなる。冷静な判断をすることは簡単じゃない。

だからここに対して具体的な策をバッと打てるものではない。

だけど少なくとも、少なくとも自分は誰かにとって安心して逃げ込める場所でいたいと思っている。直接かかわるでもいいし、自分の言葉が及ぼすでもいい。何かしらの形で逃げ場になってくれればうれしい。

そして自分自身が逃げる時も、頭の片隅にはタイトルの言葉をおいておきたい。

「逃げる場所は間違えない」

意識しておくだけで、絶対違うから。



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