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ITパスポート試験合格への道(14)

情報システム戦略

情報システム戦略:情報システムを活用した機能別戦略。この戦略は上位にある企業戦略、もしくは事業戦略を実現するための戦略。

情報システム戦略を立案する際は、次の3点を考慮する必要がある。

(1)情報システムのあるべき姿を明確にする
(2)情報システム全体最適化する
(3)経営戦略に基づいて情報システム戦略を設定する

(1)の「あるべき姿」は目標や理想形。情報システムが将来的にどのようになれば理想なのかをはっきりさせることが重要。

(2)の「全体最適」。反対語は「部分最適」。部分最適とは、現場からの不満を吸いあげ、部門ごとにシステムを導入して効率化を図ること。これは企業全体という視点で見ると非効率な部分がある。従って情報システム戦略の時は「全体最適」を考える。

(3)の「経営戦略に基づいて」も重要。万が一、経営戦略と矛盾する戦略を立てるとチグハグになってしまう。

EA(Enterprise Architecture):企業や政府など、大きな組織の情報システムを最適化するための手法。全体最適。
SoE:社内の都合だけでなく、顧客視点を取り入れたシステムのこと。ユーザのニーズにあったサービスやシステムを構築することで、ユーザとのつながりを強化するシステム。
SoR:従来のシステム用に単に手作業を自動化するだけのシステムのこと。記録などの基本的な処理を正しく行うためのシステム。

業務プロセス

業務プロセス:仕事の手順。

業務は手作業とシステムから構成される
        
システムはハードウェアとソフトウェアから構成される
        
業務とは、手作業とハードウェア、ソフトウェアを合わせたもの

業務プロセスを改善するためには、先に業務プロセスを分析する必要がある。その手法として「モデリング」がある。

モデリング:現実世界にある複雑なものを単純化してわかりやすくすることである。単純化したものを「モデル」という。
業務モデル:業務プロセスをモデリングしてあわらした図や表のこと。業務モデルは、システム化を行う業務の仕組みや手順をわかりやすく表現するために作成する。
業務モデルを記述する方法はいくつかあるが、「DFD」と「E-R図」が重要。

DFDとはデータフロー図ともいう。次の4種類の記号を使ってデータの流れを表す図である。

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〈引用:https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0507/27/news118.html〉

具体的には、DFDでは業務プロセスの中でデータが「どこから入力」されて、「どのように処理」されて、「どこへ出力」されるのかを図示。

そのためDFDでは、必ず2つ以上の【外部】と1つ以上の【処理】が必要になる。

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今日で14回目。つまり2週間。ようやく勉強する習慣が身に付き始めた。

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