見出し画像

SNS担当者は試合のない日何をするのか

SNSを運営する人は試合の日は練習から試合の様子などを掲載するのに忙しい。けれども試合がない日は暇なんじゃないか?そんな疑問もあるかと思います。

実際に試合当日は試合を追う投稿が多いので、ある意味SNS担当者にとっては楽な日なのかもしれません。何故なら何もしなくてもコンテンツがあるからです。むしろ考えさせられるのは試合がない日、そしてオフシーズンをどう運用するか。

では実際試合がない日は何をしているのか。そんな話をメモ要素も含めて綴っていきます。

① 社内での戦略コミュニケーション

今後の”モーメント”はどこにあるのか。試合そのものだけでなく、試合にまつわるストーリーがある場合はどのようにコンテンツを作っていくのかを考えます。その例が最近の #NBA日本人対決 だったりします。米国だけではなく、日本にとって特別な日がないか。そして英語コンテンツの中で何が日本向けに生かすべきか、そして避けるべきか。どれに字幕付けをするべきかもコンテンツチームと共に見極めることもあります。多くの場合はコンテンツチームが判断してくれることも。

各部署との連携もそこには含まれます。日本語アカウントに何が出来るのか、何をしようとしているのか。これは直に関わっている人達は一目瞭然ですが、部署外を越えたところにも浸透さすこと。これは組織で働いていればどんな企業でも同じかと思います。インターナルコミュニケーションってやつですね。私も実際スポンサーシップチームのミーティングにも参加させていただいています。いずれデジタル上でどのようなアクティベーションが出来るのかそんな話し合いも行います。

② タッチポイントを増やし、コラボを模索

ウィザーズをより多くの人に知ってもらえるには何が出来るか。タッチポイントを増やすためにツイッター、インスタグラム、日本語ウェブサイト、ポッドキャストなど様々なコンテンツを運営しています。

その中で更にマスに広げるためには何をすべきか。それをメディアの方々であったり、国内リーグの方々であったりと連絡を取り合うことも多いです。最近では行政の方、所属選手のマネジメント会社、更にはメーカーの方などありとあらゆる方面へアンテナを張ることが求められます。

と、いうわけでワシントンウィザーズとコラボを何か出来ないかとお考えの方がいましたらぜひご連絡ください。

③ 日本での広報活動

SNSを運営するだけではリーチできる人はどうしても限られてしまう。メディアにウィザーズの選手達だけでなく、その取り組みを少しでも知ってもらう。組織全体に興味を持ってもらうための広報活動。それは日本人スタッフそれぞれがメディア取材を受けることであったり、メディア関係者に一種の売り込みをしていくことでもあります。

こういう記事が世に出るのも人と人の繋がり。興味を持ってもらい、ライター、編集者に企画を提案し、それが社内で上がって記事化へとも繋がっていくこともあります。

更にはコンテンツを作ることが目的の”出張”でもその活動を知ってもらうことで認知を広げる機会も。八村選手のルーツを辿るこの富山への取材でも逆取材を受けることもありました。

画像1

④ 米国への広報活動

NBAチーム史上初の日本語公式アカウント。これは日本的にニュースになりますが、米国内でも当初は話題となりました。それでもアカウントが誕生したことはニュースとなってもそれ以降のフォローアップ記事はまだまだ少ない。

これから米国のプロスポーツリーグやチームもグローバルを更に意識していく時代。NBA初であるため、ある意味米国スポーツ界でもパイオニアとなれる存在なのです。そのため英語で記事化してもらうための広報活動も行います。

それはメディアだけでなく、英語のオウンドメディアからも。

と言ってみると1つの企業であれば当たり前の業務ばかりなのですがデジタルスペシャリストという役職名で一体仕事は何をしているのか?更には通訳をしているんだよね?と未だに言われることもあるため現在の業務の一部分を文字化してみました。

今後は更に日本国内の行政やメディアの皆さんとも少しずつ取り組みを増やしていければと思っております。それでウィザーズ、NBA、更にはバスケットボールという大きな枠で盛り上げていけるきっかけ作りが出来ればと思います。

最後に告知ですが、来週はラジオ番組に出演させていただくことになりました。こちらはまたツイッター等などで発信いたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?