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Web3における分析プラットフォームまとめ【データサイエンティスト】

こんにちは、りょーです。
この記事ではWeb3でデータ分析に使えるプラットフォームを紹介していこうと思います。

Web3におけるデータサイエンティストの分析という括りは、正直かなり広義になります。ここではBIツール的に使えるブロックチェーンの簡易分析プラットフォームを5つ紹介します!

なお、この記事では詳細な情報は省くため、それぞれのプラットフォームの詳細が知りたい場合は以下の記事を参考にして見てください!

①Dune Analytics

ブロックチェーンに記録された暗号資産・NFTなどのデータを分析できるプラットフォーム。

コミュニティベースのオープンソースプロバイダーであり、データへのアクセスや分析結果の公開を無料で提供しているのが特徴です。有料プランを用いればCSVなどでの出力も可能となっています。

現在はEthereum、Polygon、Binance Smart Chain、Optimism、Gnosis Chainをサポートしています。
これらのブロックチェーン上で取引される暗号資産・NFT・DeFiを扱うことができます。

詳しくはコチラ↓


②Nansen

ブロックチェーン上の暗号取引データをAIアルゴリズムの導入によって分析できます。
その上で、リアルタイムダッシュボード上での意思決定を行うことを目指したデータ分析プラットフォームです。

GoogleCloudのサービスを用いることで、1日あたり最大1PBのブロックチェーンデータ解析が可能です。
EthereumやBitcoinなどの主要な暗号資産に加えて、DeFi・NFT・DAOなどの新エコシステムに関する分析もできます。

最近ではNFTエコシステムが盛んなSolanaのブロックチェーンに対応しました。

詳しくはコチラ↓


③flipsidecrypto

Fripside Cryptoはブロックチェーン上の暗号取引データを可視化するデータ分析プラットフォームを無料で提供しており、ユーザーが最も関心のある暗号プロジェクトから簡単にデータインサイトを作成・共有できることを目指しています。

コミュニティメンバーの質問に対する答えをデータから導くことでインセンティブが得られる仕組みがあり、プラットフォームとしての成長を図っています。

NFT・DeFi・DAOといった主要なブロックチェーンエコシステムのデータを扱うことができます。


④Glassnode Studio

ブロックチェーンのオンチェーン及び財務メトリクスから、市場トレンドを把握・理解することを目指す分析プラットフォーム。

EthereumやBitcoinなどの暗号資産に加えて、ERC-20に関連する様々なトークン・エコシステムのデータを扱うことができます。

分析プラットフォーム以外のコンテンツとして、専門家による暗号市場分析やレポートを定期的に発信するGlassnode Insightsや、オンチェーンデータメトリクスや財務メトリクスを理解するためのGlassnode Academyという教育コンテンツを提供しています。

⑤Anyblock Analytics

Anyblock Analyticsはブロックチェーン上のNFT取引データを可視化するデータ分析プラットフォームでおり、主要なオンチェーンメトリクスをシンプルに表示するインターフェースを提供します。


2021年11月にブロックチェーン管理プラットフォームのBlockdeamonによって買収され、既存アプリケーションとのコラボレーションによりChainlinkやTheGraphといったサービスを提供しています。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
これ以外にも様々な分析プラットフォームが台頭してきており、今後グローバルスタンダードになるものが出てくることが想定されます。

その時のために今のうちに掴めるものはつかんでいければと思います。

僕が運営するFungible Analystでは、さらに詳しい内容をもっとまとめていき、もっとWeb3×データサイエンスの知見を深めていければと思っているので、是非覗いてみてください。


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