【胃のはなし】健康雑学
【胃のはなし】健康雑学
こんにちは^_^
整体×ヨガのプライベートサロン【Refresh Labo R.I.T.】整体師の伊藤です(^ ^)
今回は「胃」のことを紹介していきます!
何か参考にしていただけると嬉しいです( ・∇・)
胃の形
胃は身体の左側の肋骨に半分包まれるような形で
位置しています。
色んなイラストなどで見たことあると思いますが、
食道から続いて胃になると、大きく膨らみながら
最終的には右側に向けて縮んでいき、
十二指腸となって腸へと繋がっていきます。
胃にも部位によって沢山名前がついています。
まず、食道から胃へとなっていく「入口」の部分を
噴門、胃から十二指腸につながっていく「出口」の部分を幽門といいます。
噴門からはじまり、胃の上の部分を胃底、中間の部分を胃体、出口の幽門につながっていく部分を幽門部と、同じ胃でも部位によって名前がついており、
それぞれの部位は医学の専門用語で省略して
胃底=C 胃体=M 幽門部=A
などとも呼ばれます。
また、胃の左側、大きく膨らんでいる部分を大湾
胃の右側は小湾
という名前が付いています。
胃とは?
人間の体内は、口・食道の部分から肛門部まで”1本の筒”のように消化管が通っています。
胃は、その消化管の中で最も拡張した部分であり、
移動性にも富んだ特徴的な器官です。
胃の容量は1~1.5リットルほどもあり、
沢山の食物を入れると大きく膨らむことができます。
胃の中に運ばれた食物は、およそ3~6時間で十二指腸を通り小腸へと運ばれていきます。
胃の外表面は腹膜が合わさってできている大網・小網で覆われており
それら腹膜によって”ハンモック”のように胃は支えられています。
そのため胃の位置や大きさは可動性が高く、よく見る解剖学の教科書などに載っている位置に納まっているとは限らないわけですね。
たとえば胃が膨らみすぎて下がってしまうと、腸を圧迫してしまい
腸の下にある大きな血管を圧迫してしまい
下半身のむくみや冷えなどに繋がりやすかったりしてしまいます。
小網・大網とは?
小網・大網についてもう少し詳しく書いていきます。
小網は、小弯側(胃の右側)から横隔膜の下面、肝臓の上面・前面までを覆います。
大網は大湾側(胃の左側)から腹部の前面、腸の前側まで垂れ下がり、
そこから折り返して横行結腸の表面に付きます。その後、横行結腸間膜と癒合し後腹壁までを覆います。
これら小網・大網によってハンモックのように支えられていることで、胃は大きさや位置を色々と変えながら食物を運んでいきます。
胃の役割
胃の役割は、大きく2つです。
①食物を一時ためる「倉庫」の役割
胃の中に入った食べ物は、小腸や十二指腸の消化具合に合わせて運ばれていきます。
小腸などの消化具合が進んでいない場合、それが進むまで一時、胃から送り出すのをストップし、溜め込んでおく役割です。
これが溜まりすぎてしまうと、胃もたれを起こしたり、胃が下がって腸に乗っかり、さらに悪循環に陥る場合があります。
食べすぎには注意ですね!
②食物と胃液を混ぜる「ミキサー」の役割
食道から運ばれてきた食物は胃にたまり、そこで分泌される胃液によって分解されながら、かき混ぜられていきます。
胃の中の食物は、胃の筋肉によっておこされる蠕動運動によってかき混ぜられながら運ばれます。
胃液は、胃の内表面の粘膜に沢山ある胃腺「胃小窩」というくぼみから出ます。
胃液とは?
胃液は、胃の内表面の粘膜に沢山ある胃腺「胃小窩」というくぼみから、1日に1.5~2.5リットル分泌されます。
この胃腺には2種類あります。
①胃底線
・塩酸
・ペプシンの前駆体
・粘液
②幽門線
・粘液のみ
食物を分解していくのは主に胃底腺からでる胃液になります。
胃液の分泌は
・幽門部にあるG細胞のガストリン
・副交感神経からのアセチルコリン
・肥満細胞からのヒスタミン
からの刺激によって分泌がされます。
胃の構造
胃壁は4層になっており、内側から
・粘膜層
・粘膜下層
・筋層
・漿膜
となっています。
筋層はさらに3層になっており、内側から
・斜走筋
・輪状筋
・縦走筋
となっています。
胃は、この筋肉の発達具合と、隣接する腸の健康状態によって大きさや形に個人差が大きく現れます。
まとめ
「胃」いかがでしたか?(*^^*)
マニアックな話でしたが、
「胃の大きさや形には大きく個人差がある」というのがミソに思います。
教科書だけ見てても、全くその通り!というワケではないんですね~。
人の身体は奥深いです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
何か参考にしていただけると嬉しいです(^^♪
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