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【ものづくり】アジャイル型の企業の襲来。スピードの上がったものづくりに対応するためには?

AppleやSONYによるEV市場への参入。これはいかにして起きたのか皆さん知ってますか?

結論は『作ることが簡単になった』っちゅーことのようです。

『車を作るのが簡単になった?んなまさか』とお思いのあなた。そのまさかなのです。お金がありさえすれば誰でも作れる世の中になったんです。

これはいわゆる『製造業の民主化』と言われています。過去何百年と、工場の生産現場はナレッジの塊。工場の中の知識は工場の外には漏れないという世界線でした。今やデジタル化の潮流とともに熟練技術者のナレッジがコピーされ、生産工程もどんどんコピーされています。

ただ、コピーはどこまで行ってもコピーです。コピーではトヨタに敵うことはありません。そう、車というメカ製品の品質に関しては。

ただ、今や車というのは乗り心地だけではありません。単なる移動手段ではなくなりました。移動している間にも極上の体験をしたいというニーズが強まっています。しかしながらその体験価値には正解はありません。多種多様なニーズがあります。ならば市場に製品を投入して失敗なら次の製品を投入して、また失敗なら、、、というように成功するまで何度もやり直すことが大切になってきます。

成功するためには失敗の数を増やすこと!つまり製品投入のスピードを上げなければなりません。そう、つまり『アジャイル型』の開発が求められているのです。

冒頭で申した通り、製造業は民主化されました。誰でもコピーを作れます。ならばコピーを作ってニーズがあるかわからないけど可能性のありそうな付加価値をつけて市場に投入する。失敗したなら別のコピーを作って付加価値をつけて、、、、という開発を行うことができます。これがアジャイル型の開発です。

市場のニーズもそれを実現するための開発プロセスも準備できているようです。ならばこの先、製造業が大量に湧いて出る可能性がありますね。AppleがEVに参入するのはもちろんのこと、例えばテスラがスマホに参入したり、トヨタがエネルギー分野に参入したり、どんどん業界構造が変わるほどの変化が出てくるでしょう。

さてあなたの企業は変化する準備ができていますか?アンテナを張ってすぐ動ける準備をしておきましょう。

リョウ

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