#25 マッチングアプリで投資詐欺？

note、読んでいただきありがとうございます！
今日は詐欺被害に遭わないためのお話、
ちょっとした啓蒙に近いコラム記事です！

私の友人がマッチングアプリで
詐欺っぽい人に捕まりかけた話は後半で（笑）

マッチングアプリの話を
同世代から聞くことが多くなってきたので、
色んな人がいるなあ、、
と驚かされている今日この頃です

さて、本日は、
前回のリスクとリターンのお話に引き続いて、
投資リスクのお話をしたいと思います！
(前回から時間が空いてしまった…！)

2024年から新NISA制度も始まり、
資産運用に関する情報を目にする機会も
段々と多くなってきました。

そんな中、投資詐欺被害も拡大しているのが現状です。
先日は「西山ファーム事件」の首謀者が、
海外逃亡生活の末に逮捕されたと報じられました。
話題になったのはちょっと前ですね

まずは、詐欺被害に遭った方へ
いち早く謝罪と誠意ある行動を取ってほしいと思います。

ここ数年、少しずつですが
何となく投資をした方がよいのではないか？
という風潮になってきているわが国で、
投資詐欺被害に遭わないためには、
どうしたらよいのでしょうか？

お客様の資産保全を行うアドバイザーとして、
思っているところや調べていることを
まとめていきたいと思います。

投資と投機の違いを理解する

投資と投機は似ているようですが
結構違うというところから解説します。

この辺りで一記事書かないと難しいかな、、
と書いていて思いました(笑)

投資とは長期的な収益を見込んで
リスクを適正に管理した上で資産を得ようとすること。

投機とは短期的な利益を見込んで、
利ザヤを狙って取引を行うことです。

ちなみに英語で投資とは、
”investment（インベストメント）”、

投機とは
”speculation（スペキュレーション）”
「speculate」には、確実な根拠なしに
あれこれ思索するという意味があり
偶然の利益を狙うというイメージの動詞です。

相対する人の儲け方を考える

投資、あるいは投機を行う上で、
必ず「買い手」と「売り手」がいます。

多くの場合、最初に皆さんがまず「買い手」となるでしょう。
そう考えると、どこかから買う訳です。

株式や債券、あるいは金や絵画なんかもあるでしょうか。
そういったものを買うと考えましょう。

売り手は当然販売することで儲けるわけです。
確実に儲かる話なら、
そこそこの関係性の人に教えるわけはなく
自分の資金で行えばよいものだと思います。

つまり、確実に儲かる話をこっそりと話してくれる人は
良いカモにしようとしている業者だと思います。

その人があなたに何かを売ることで、
どのくらい儲かるのだろう？
そう考えるのがいいのだと思います。

良いスーツを着ているのは、
誰かから巻き上げたお金なのかもしれません。

不確実性とリターンを考える

前回の記事で
投資判断を行う上で以下の話を一指標として挙げました

期待するリターンは、以下の総和です
①リスク0の証券から得られる投資利益
②受け入れるリスクの大きさ

確実に受け取れる国債などと利回りに、
どれだけ不確実性のある投資を行うのか

その不確実性と得られるリターンは乖離していないか。。
と考えることが必要です。

では先に挙げた西山ファームはどうでしょうか？
彼らは投資家から、
以下の謳い文句で資金を集めたとされています

①     通販会社(仲間)を通じて100万円分の桃を販売
②     このときクレジットカードで決済を行わせる
③     果物は届かず海外に転売すると説明
④     すると最大3％の配当が得られる

海外で転売する果物が売れるのか？
果物の生産量は一定ではないはずです

海外での市場は安定的で拡大していく見込みがあるのか
なぜクレジットカード決済なのか
3%の配当から考えるとリスクが大きくないか？

その辺りを考えると、
実際にはリターンに見合わないリスクを取っている
ということが予想されます

ちなみにそもそも投資対象となる
桃などの果物は存在せず、
そのスキームを謳うだけで資金を巻き上げていた
というのが実態のようです

最終的な出口を考える

投資・あるいは投機をするからには、
最終的な出口があるわけです

例えば、１万円で買った暗号通貨が
10年後に100万円の価値になったとしましょう

とても喜ばしいですよね？100倍ですもん。
ですが当然売却ができなければ、
それは意味を成しません

ここで言えるのは、
売却ができる市場と
購入してくれる他者がいなければ
最終的な出口がないということです

つまり、美味しそうな投資話を持ち掛けられたときに、
出口が分からなかったら危険だということです

意外と身近な投資詐欺

3/7の警察庁の発表によると、
SNSを通じて投資を勧める「SNS型投資詐欺」と
恋愛感情を抱かせて金銭をだます「ロマンス詐欺」
の被害はオレオレ詐欺の被害総額を超えているとのこと

気軽に人と人が繋がり合える時代だからこそ
悪意を持って接触してくる人が
入り込みやすい状況になっています

ここで冒頭の私の友人の話です

私の友人は半年くらいマッチングアプリをしていて、
そこで出会った人と仲良くなり
いざ付き合おうとなってしばらくしたところで、
「最近仮想通貨でお金を稼いでいる、、」
という話を持ち掛けられたそうです。

人儲けする話があるけど興味ある？
という話ですね

友人はせっかく頑張って付き合えたという思いもあったそうですが
やはり身の安全には変えられないと、
後ろ髪を引かれながら別れを告げたそうです。。

男性側は有料で、
女性側は無料のアプリが多いらしく、
せっかく付き合えたのだから
逃したくないわけです

そういう心理も巧みに利用した手口なんですかね

チョウチンアンコウみたいな話だなと思いました。。
結局友人は食べられることなく別れたそうですが、
そういったことも起きやすいのかもしれません

よくよくその友人の話を聞くと、
LINEの名前も下の名前だけだったし、
住んでいる地域も職業も本当か分からない、、
と言っていました

ちょっと最近落ち込んでいるので
励ましてあげているところです

アプリをやっていない方も多いかと思いますが、
投資詐欺被害に遭わないために、
お伝えしたことを胸に留めておいてほしいと思います！

たまにはこういう啓蒙的な記事も上げていきます。
投稿頻度、上げていけるように頑張ります（笑）

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