大好きなオーケストラのコンサートに、人生であと何回行けるか計算してみた。

こんにちは。
いきなりですが、私はオーケストラが大好きです。

クラシック、映画音楽、ゲーム音楽、ドラマのサントラなどなど、
ジャンルは問いませんが、とにかくオーケストラが大好きです。

いろんな楽器の音が響き合って、一つの壮大な世界を作っている
あの一体感が、めちゃめちゃ大好きです。

あと単純に、楽器弾いてる人が好きです。
かっこいい。

そして、オーケストラを味わうには、
やっぱりコンサートに行くのが一番です。

音楽や演劇が好きな方には共感してもらえると思うのですが、
直接音楽に触れることができるコンサートは、
テレビや動画サイトで見るのとは全っ然違いますよね…！

音楽以外でも、例えば、絵画を美術館に観に行ったり、
テレビで見た絶景を現地に見に行ったり、
「直接体験しに行く」ことは、
バーチャルの何倍もの感動と満足感があるなぁと思います。

そんな私は、ある日、お気に入りのクラシック曲を聴きながら、
ふとこんなことを思います。
「この曲をコンサートの生演奏で聴けるのは、
人生であと何回なんだろう？」と。

私は今、30代です。
私が平均寿命まで生きるとして、人生はあと約50年あります。
（※厚生労働省の「簡易生命表（令和3年）」によると、
2021年の日本人の平均寿命は女性が87.57歳）

これまで、年に4回ほどコンサートに行っていたので、
（※コロナ期間を除く）
仮に年4回コンサートに行けるとすると、
50×4＝200
あと200回コンサートに行けます。

「あと200回なら結構あるじゃん」
そう思われるかもしれません。

ただし、毎回、コンサートの演目に
自分が聴きたい曲が入っているわけではありません。

聴きたい曲が演奏されるコンサートが
近場であるとも限りません。

となると、自分の大好きな曲が生演奏で聴ける回数は、
（個人的な感覚ですが）
1曲あたり平均すると4〜5回だろうと思います。

たったの4〜5回です。

人気のある曲や季節の風物詩として演奏される曲だったら
もう少し多く聴けるかもしれませんが、

それこそゲーム音楽のコンサートなんて、数年に1回、
しかも開催地も限られているので、
1回聴けたらラッキーというくらいレアなのかもしれません。

大好きな曲を生演奏で聴くときの空気感や高揚感、
そしてあの感動を、
人生であとたった４〜5回しか味わえない。

そう分かったとき、私は軽く泣きそうでした。

・・・

以来、私は、１回１回のコンサートを、
心から味わい尽くそうと決めました。

聞いたことのない曲は、必ず事前に予習するようになりました。
曲の背景や作曲家の背景なども調べるようにしました。

もしかしたら、もう二度と、生演奏で聞くことができないかもと思うと、
全身全霊をかけて、そのコンサートを楽しまなくちゃ！と思います。

そして、コンサートはもちろん、それ以外でも、
好きなことを思いっきり楽しむ時間を大切にしようと
思うようになりました。

最近、時間の大切さを身に沁みて感じます。

日々慌ただしい中で、
自分の好きなことを楽しめる時間は
とっても貴重でありがたいものなんだなぁと
この歳になってやっと気付いたのです。

自分の好きなものを好きでいること、全力で楽しむことを、
これからも大切にしていきたいなと思います。