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らいさわ ニューヨークの床屋へ行く


2024年の今夏も無事に日本帰国が叶いました。日々節約し、家族、友人に会うのはもちろんのこと、日本で美味しいものを食べ、散財するのが楽しいです。

日本帰国前は、少しだけ外見に気を遣います。

意識して少しコギレイにして帰らなきゃ、と思います。

だって、日本の人たち、塵ひとつ付いて無いような、綺麗な格好してるんだもんっ!!

気を使ってるのに、それでも少しズレているらしいですけど ▼ 

何度も飛んでるのに毎度のように感じるニューヨークから日本への飛行機は「タイムマシン」。

ニューヨークの土曜の朝出発し、東京に到着するのが日曜の午後。

うっかりして月曜日の午前中に予定組んじゃってたんですよ、わたし!

その前に、東京でヘアサロンに行く時間がない!!

仕方がないのでNYCの日系ヘアサロンへ行こうとしたら、チップ込みで100ドル余裕で越え。

2024年7月現在の為替レートで言うと、日本円で16,000円とかですわ。ちなみにこれはドライカットのみの値段です。

カレンダー見たら前回のヘアカットは日系ヘアサロンに2ヶ月前に行ってたし、旦那に相談したら「今のままで十分素敵」って言うてくれるもんで、じゃあ、上はこれでいいか。下だけ剃ってコギレイにしとけばいいかと思ったわけです。

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わたし最近の髪型はツーブロックなんです。
だから、長い箇所が「上」で、坊主頭の箇所が「下」。

硬毛で量が多い上に中途半端な癖毛持ちなわたしは、実際にやってみて以来、下記の理由から大のお気に入りです。

  • 頭が軽い

  • 夏は涼しい

  • 残っているロングの髪の癖毛が少し落ち着く

  • 髪の毛を乾かす際、時短になる


ディスアドバンテージは、「下」がすぐ伸びるので、頻繁に剃らねばなりませんが、似たようなお悩みがある方は一度挑戦してみるのもおすすめです。

とりあえず、ポール・ウェラーはかっこつくけど、自分はかっこつかない、モサモサに伸びてるもみあげだけ、さっぱり剃っとくか、と自分で剃り始めたら、この時はメンタルがいまいち不調だったらしく、左右同じにうまく剃れない。

私「これ、やばない? でもこれ以上剃ったらもっと取り返しのつかんくなる気がするわ」

旦那「・・・とりあえず週末を待て。俺が剃ってやる」

仕事で疲れている平日は、細かい作業をしたがらない旦那。

週末まで待てないのもあったんですけど、それより、旦那に剃ってもらうと、2〜3mm残せつってんのに、0mmに剃られるんですよ。

▲ 旦那の趣味に合わせて、されるがままになっていると髪型が「GIジェーン」になってしまう恐れがある

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翌朝、帽子を深くかぶって娘ちゃんをサマーキャンプに送り届けたあと、朝早くから開いている近所のバーバーショップ(床屋)を発見。

「失敗した!綺麗に剃ってくれ!」と嘆願してきました。

ニューヨークの床屋=「星の王子 ニューヨークへ行く」を思い浮かべた方とは気が合います。あれはクイーンズのどこかで、しかも80か90年代。

楽しそうでしょ?

でもさ、わたしが住んでいるのはブルックリンで、21世紀。

ヒップホップな若者がやってる床屋で、「UNISEX」をうたってますが、女性のアジア人ヘアカットには明らかに慣れていない様子の若者バーバーです。

わたしもこんな床屋に行くのは初めてでした。

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*以下英語での会話だったんですが、らいさわが適当に訳した内容になります。

バーバー(以下バ)「ライン入れる?」

らいさわ(以下ら)「ライン!?? 何のことかわからんけど、こんな感じにしてや〜」
事前に写真を探して、スクリーンショットで残してたのを見せました。

バ「あ、スタンダードに剃ればいいだけね。 りょ!」

ケープをかけてくれましたが、直後手振りでなにかを訴える若者バーバー。

バ「・・・あのさー、髪の毛まとめるやつ持ってる?」

ら「あ、スクランチー(シュシュ)ならあるけど」

バ「それでいい。それで髪の毛上げてくれる?」

ヘアクリップも置いてないんかい。

ちょっと衝撃でした。

言われるがままに下ろしてた長い髪を頭の天辺で簡単にまとめたら、早速剃られ始めました。

ただ剃ってた。

そこにおしゃべりなエディーマーフィー達はいなかった。

5〜10分くらい、お互い無言で、ただ剃。

今までなん度もヘアサロンで剃ってもらったことあるけど、なにか違う。一番荒い剃り方だった気がする。

剃り終えたら合わせ鏡で後ろを見せてくれた。自分または旦那、先日行ったプエルトリコの女性ヘアサロンの人がやった剃りよりは、断然ワイルドでかっこ良い(気がした)。

OK出したら、強風がでるホースで首と肩に乗ってる切った髪の毛落としてくれて、首にはおしろいはたいてくれた。

バ「アルコール塗る?」

ら「アルコール? なんのため?」

バ「一応消毒?」

ら「へー。でも、わたしはいらないよ」

ケープを外され立った途端、比較的長い髪の束がボトボトボトーっと落下。
ドレッサーもやっべ~!!的な反応。

剃らなくていい箇所の髪まで剃りやがったな〜、と思いましたが、ま、剃られた長い髪はすぐには戻らない。

ら「しょうがないわな。長い髪つけたまま歩くのは嫌だから、もう一回俺の肩と背中にしっかりに風をあててくれ」

剃り代金$15に$20札を渡し、

ら「釣りは取っておきな」

ワイルドにかっこよく去りました。

帰宅直後に頭部後ろをスマホで撮影したら赤い斑点が大量に。

わたし、少し汗アレルギーがあるんですが、髪って剃ってみないとわからんもんだな〜汗疹ってたくさんできてるんだな〜!へー!

と新しいことを発見した気持ちになり
夕方帰宅した旦那に言ったら

旦那「カミソリまけだと思うよ。よくある。今は何もないよ。」
「それで$15? 俺なら$5で剃ってやったのに」

安くても0mmは嫌じゃ。

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日本帰国前にこんなことがあった後での日本帰国中のヘアサロン。

「下」はバリカンもほとんど使わず、ハサミで丁寧にパチパチカットしてくれましてね。

日本のおもてなし付きヘアサロン、最高でした。

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