Amazonにレビューを書き込んだら、返金したがりストーカーに狙われた
先日、このようなニュース記事が出ていました。
(英語の記事タイトルを適当に訳してます)。
この「不正レビュー」に関してのわたしのお話を聞いてください。
パンデミックでプリンターのインク貧乏になりかけた
わたしのむすめちゃんは、ニューヨークの市立小学校に通っています。
パンデミックのため、2020年の3月から突然リモート学習になりました。
幸運なことに、我が家にはiPadとApple Pencilがありますので、リモート学習に移行することはそれほど問題ではありませんでした。
ただ、まだ5歳であったむすめちゃん。
Apple Pencilでは上手に書けないことが多々ありました。
そのため、課題はすべてプリントアウト。
結果、インク代貧乏になりかけました。
純正のインクの1/3の値段のインクをAmazonで購入
我が家のプリンターはCanon製。
最初はCanon純正のインクを買っていたのですが、安くはありません。
5色セットで約$60(6000円だと思ってください)もします。
パンデミックの影響で、旦那の勤務時間は半分に減らされていました。
その状況がいつまで続くのかがまったく読めませんでしたので、切り詰め開始。
米Amazonで、純正インクの約1/3の値段のインクを購入したのです。
Amazonで購入者レビューをしてみた
同じ頃、日本に住んでいる姉が、Amazonにレビューの書き込みをしたという話をしてきました。
IDとは別のニックネームに書き換えて、レビューができると教えてくれました。
さっそく、購入したばかりのインクについて、わたしは初めてレビューを書き込んでみました。
なぜなら、純正品の方が明らかに良質であったことが即判明していたからです。
印刷したものを水糊で別の紙に張り付けた時。
純正インクは滲まなかったのに、格安インクは滲んだのです。
この情報を知りたい人がいるかもしれない、伝えなければ!と、正義感に駆られました。
写真まで付け、カラー印刷をしたときの滲み具合をレビューしました。
ただし、「値段が安いので、印刷するものによっては、純正品よりもこっちで十分。子供の宿題を印刷するインクとしては満足している!」とも付け加えました。
いち購入者としてのレビュー、アドバイスはそれでおわり。
それ以上は、購入を検討している人が決めることです。
Amazonでレビューをした後日
Amazonに登録しているEmailアドレスに、怪しげなEmailが届きました。
某国の名前によくある、同じ音を二度繰りかえしている名前が差出人名です。
らんらん、りんりん、るんるん、とかですよ。
レビューを書いたばかりだったので、インクの業者だな、とピンときました。
実際のEmailはこちら。
(後から復讐されても怖いので、向こうの名前なども隠しています。)
長くなるので、日本語訳は省きますが、
以上のことから、最終的には、レビューを褒めたたえるものに修正してくれと交渉される、またはレビュー削除を依頼されることは想像に容易かったです。
アマゾンのレビュアーにサクラがいることを知っていた
実は、このEmailよりもう少し前。
Amazon で購入した別の商品の一つに、小さなメッセージカードが入っていたことがありました。
「Amazonで★5つ評価してくれたら、お礼に$10のAmazonギフトカードをあげるよ!」と書かれてありました。
その時の経験から、わたしは、Amazonの一部のレビューがあてにならないことを知っていました。
だからこそ、真実のレビューを写真付きで書いたのです。
同時に、
ことから、すこしばかり、そのセラーへの恐怖を感じました。
すでに個人情報漏れてますからね。
米アマゾンカスタマーサポートとチャット
とはいえ、$30のアマゾンギフトカードがもらえるなら欲しい。
Amazon のカスタマーサポートとチャットして、Amazonが間に入って$30のギフトカードをもらえないか、聞いてみたんです。
すると、
と返事されました。
わたしもせこい根性丸出しだったんで、大口たたける立場ではありませんが、でも、しょせんいち個人の消費者ですよ。
パンデミックで失業者ですよ。
対し、世界をまたぐ大企業アマゾンの反応に、
お前んとこのセラーが好き勝手してるけど、それ、ほおっておいていいんかい!
ってつっこんでもいいですよね?
まぁ、前線任務のカスタマーサービスなんてそんなものだと知ってますんでね、
それ以上何を言っても仕方がないのは分かったので、「OK,thank you! 」でチャット終了。
教えてもらったウェブサイトを開けてみました。
イギリスの立派そうな会社で、貿易取引や株、保険などを売っている会社でした。
待て待て。
明らかに金額の大きい商品やりとりしている、イギリスを拠点にした会社が、5個で$21のインクをアマゾンで売るか??
しかも、こんなちゃんとした会社なら、Emailにちゃんと会社名・住所・担当者の名前くらい書くだろ!
と即ダウト。
怪しさ99%(1%の可能性は残しておきました)だったわけです。
やっぱりAmazonは、セラーのことをきちんと調べないんだね、と実感が沸いた瞬間でした。
Amazonギフトカードは諦めることで、一件落着・・・とはならず
お詫びにくれるというギフトカードは諦めて、そのままEmailを無視。
レビューもそのままにしておくことに決めました。
正義のらいさわです。
これで一件落着、
・・・とはいきませんでした。
以来、Emailがしつこく、しつこ~~~く送られてくるようになったのです。
見てください、こちら。
2月から6月までしつこく送られて来てたんです。
ストーカーですよ。
このEmail一覧にも入ってないEmailもあります。
そっちには、トントンの国の署名が付いてました。
本気の中国語すぎて全く読めません。
重い腰をあげたアメリカAmazon
最後に受け取ったストーカーEmailが2021年6月24日。
冒頭に書いた、
という記事が出ていたのが6月25日。
Amazon がようやく重い腰を動かして、わたしのストーカーを撃退してくれたってことですね。
わかりやす~。
レビューはほとほどに参考に
わたしは、このことがあった後も、変わらずAmazonを利用しています。
この記事で伝えたかったことは、
的なこと。
日本でのおもてなしが当たり前と思いこんで、何百回もアメリカで痛い目にあってきたおばちゃんからの、
これから海外に出る方々、日本から海外のサービスを利用する方々への、小さなアドバイスとでも思ってください。
Amazonはやっぱり便利ですもの。
世界企業の持つネットワークを、消費者としてうまく利用はしていきたいものです。
ブログにも、別のAmazon話書いています▼ こちらもお読みいただけると夫婦で喜びます❤️
ありがとうございます。むすめちゃんの日本帰国費用に回させていただきます。😆