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キャリアのお暇。

毎週楽しみに録画していたドラマ「凪のお暇」。恋しいな。
主人公のOL・凪は精神的に限界を超えて、会社で倒れて人生のお暇に入る。私もこれまで、キャリアの中断は、体や心の不調・もしくは出産・育児・留学など特定の目的の下でなされるものだと思ってしまっていた。

でもさ、でもさ、もっとライトにみんなキャリアのお暇、取ってもいいんじゃないか??いや取るべきなんじゃないかと、最近思うのです。

これまでノンストップで進めてきた経歴

2012年に22歳新卒でwebマーケティングの会社で働きはじめ、現在30才。
2018年に転職し、2社目で現在産休中だ。
これまで、体調不良(入院)と海外旅行と転職期間の3度にわたって、各1ヶ月ずつ長めのお休みに入ることがあったが、すべて有給で休んでいるので特に履歴書上は隙間のない、ノンストップの経歴だ。
今回、産休・育休に入り、社会人になってから初めて1年以上の休暇に入る。すでに2ヶ月ほど休みに入って感じているのは、大人になってからのこのぽっかり空いた時間は人生においてとても有効な特別な時間になり得るということ。

▼私が思う30才前後のお暇のメリット

・ある程度社会人経験があるので、今後の人生について深い考察ができる
 →向き不向き、やりたいことやりたくないことがわかっている状態
・貯金があるのでまとまった時間お暇がとりやすい
・30前後なら大幅なキャリアチェンジもまだ可能
・結婚・出産など人生プランの転換点になりやすい

逆に30前後のタイミングを逃して、大きなキャリアチェンジを40代・50代でやりたいと気づいた場合、もちろん可能だとは思うがよりハードルが上がってしまうのではないかと思う。
私の場合は、たまたま「妊娠」という期間を機にこの体験ができたけれど、今思うことは、妊娠に関係なく、思い切って1年間無目的で会社を辞めて、この機会を得られていたら、さらにアクティブにいろんなことができたのではないかということ。そしてそれほど30才でこの時間をとることが価値あることだと感じているということ。

長い仕事人生、お暇に寛容に

もちろん、今向き合っている仕事に夢中になって働けている人はそのまま突っ走って仕事を楽しむべきだと思う。
でももし、「これでいいんだっけ?」とどこか自分を納得させながら・我慢しながら日々を過ごしているなら、こんな手段もあっていいんじゃないかと思う。

人生100年時代。昔よりもっともっと長くなる「働く時間」を、不安に思いながら我慢して過ごしてしまうより、適切なタイミングでしっかり見直す期間は今後もっと有効になってくると思う。
これまでは履歴書に空白の期間があると、デメリットになるような風潮もあったけれど、今後はもっと理解されていくんじゃないかな。
世間も、自分自身も、お暇をとることにより寛容になれたらいいなと思う今日この頃です。


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