書きたくなっちゃう!『読みたいことを、書けばいい。』田中 泰延著
最初に書いちゃうが、私のnoteを読むより、買って読んでみてほしい。
著者の「書くこと」への愛とご本人のファンキーで魅力的なキャラクター性が相まって、さくっと読めて、本を閉じると何か書きたくなってしまうから。
これは自分へのまとめの意味と、文書を書くことが好きな人向けにこんな本がありますよーというライトな紹介の為に書いたnote。
※本書の流れや内容をまんべんなくまとめた内容ではなく、
自分の中で特に響いた点を再編集する形でまとめています。
①自分が読んで面白い文章を書く
✓まだ誰も書いていない文章を書く
✓ターゲットなど決めなくていい
✓自分で書いたものに自分で笑ってしまうような文章を
この時点で楽しい。"他人の人生を生きてはいけない"と、本書にある通り、
こんな人をこんな気持ちにさせるために書く、ではなくまずはまだ世にないものを、自分がいい!楽しい!と思ったものを書け、と。そしてまずは自分を笑わせる。
②物書きは「調べる」が9割9分
✓「調べる」とは一時資料に当たること
✓一時資料には図書館利用がベスト!
✓「巨人の方に乗る」:先人たちのお知恵を大いに借りて視点を上げよ
いきなり現実的な内容になるが、納得感のある話だ。
特に図書館については具体的な名前を挙げて紹介されていた。
また前提として、小説などの文章は別にして、世の中に(特にネット上に)存在する文章の多くは「随筆」であり、随筆を書く上で意識すべきなのは下記。
随筆 = 事象 + 心象
事象 : 常に人間の外部にあり、心象を語るには事象の強度が不可欠
”つまらない人間とは「自分の内面を語る人」”との記載も。
ひぃーー、耳が痛いです、泰延せんせい!
ちょっと読んでて途中わからなくなったのが、①と②って結構逆のこと言ってないか??ということであった。
①:自分を楽しませる
VS
②:読み手の価値を上げるための情報収集
かつ、文章は②が9割。
私は上記のような対立の印象を受けたが、本の中では”調べることは愛すること"と書かれていて、自分の知りたい欲に立脚し、正しく楽しく調べる、ということなのだと整理した。
この他にも「敬意を失ってはならない」「思考の過程を披露する」などたくさんのエッセンスがちりばめられた1冊だった。
感動が中心になければ書く意味がない
本書では「書くことと生きること」について書かれた章で締めくくられているが、私にとってはその前の章で語られている”感動が中心になければ書く意味がない”が最も響いた。
何に感動するか→自分の価値観に合った本当に伝えたい内容を書く
感動の度合い →文章の精度・熱量を上げる ≒ より価値の高い文章へ
「感動を中心に据えて書く」ことが本質的に”イイ"文章を書くことに繋がるのだ。こうして書いてみると至極当たり前のように見えるけど、ついつい奇を衒った文章にしたり、いいね!が取れそうなテーマにしちゃったりしたくないなーと思って、自戒も込めてまとめてみました。
先日始めたばかりの拙すぎるnoteのレベルアップを目指して。。!
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