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【イヤイヤ期に悩むママ・パパへ】感情指差しシートつくってみました

こんにちは。アイムインのたなかるつこです。

今日は、5歳児の女の子を育てる母の視点からプライベートなお話。
5歳児のイヤイヤで困っていたので作成してみた感情シートとその効果について、気づいたことやヒントをシェアします。

同じような悩みを抱えているママ・パパのヒントになれば幸いです!

とても困っていたこと

5歳になり、「自分ではことばにできない、もやもやする感情」を抱えるようになってきた娘。

友達の人間関係も複雑になっているようで、「(仲間に入れなくて)さびしい」とか、「(おこられて)はずかしい」とか、「(悪いことをしたんだけど)謝りたくない」、とか、より複雑な感情を感じている様子。

色々と思い通りにいかない・表現できないと、まるで赤ちゃんに戻ったかのように、「イヤイヤ」や感情の爆発で表現するようになりました。しかも、ただの抱っこだけではなだめられないので、一層手を焼くようになりました。

※一般的には、中間反抗期というものらしいです!

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試しに「感情シート」を作ってみた

イライラの裏にあるたまった感情があるのは確か。でも、それが伝わらないので、こちらも何を感じているのかがわからない・・・

困ったなあと思っていた時に、ふと米国の大学院で子どもへのカウンセリングをしていた時に「感情シート(Feeling cards)」を使って、クライアントの子供たちに感情を指さししてもらっていたことを思い出しました。

そこで、お手製の感情シートを作成してみました。できたのがこれ!

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【感情シート】作成の4つのヒント

(あくまで個人的な体験ではありますが)作成するプロセスと活用のヒントで学んだことをまとめてみました

①イラストは(ためらわず)ウェブ素材を!

お絵描き上手なママ・パパであれば、手書きでイラストとか書けるのでしょうが、私は「大」がつくほど図工・お絵描きが苦手なタイプ!

そんな方は、迷わず「感情シート」などのキーワードでGoogle検索し、webからダウンロードできる素材を使ってみてください。

結構色々あるのですが、私は大阪府人権教育研究協議会というところが発行している以下の「いま、どんなきもち」のイラスト集を使用させていただきました!

キャプチャ

http://daijinkyo.in.coocan.jp/kyozai/page.htm

②感情はA4に収まるくらいで!

感情の種類がありすぎると、子どもが迷ってしまって、結局「わからない~」となってしまうので、A4に収まる程度(10個の感情くらい)にセレクトすると良いみたいです。

ちなみにうちは、子どもが表現しやすい以下の感情を選びました。

うれしい、たのしみ(わくわく)、かなしい、さびしい、こまってる、はずかしい、こわい・どきどき、おどろき、いらいら、おこってる

お子さんがよく表現している感情をヒントに選ばれるとよいかもしれませんね。

③感情に「なまえ」をつけるときは、一緒に

私の場合は、まずイラストを10個選んで、A4シートに張り付け、そのあとに、それぞれの表情に感情の名前をつけました

絵を見せながら、「これはどんなきもち?」と問いかけ、なるべくこどもの表現をそのまま言語化するようにしました。こどもにとって「腹落ち」することばを選ぶと良いらしいです。

もちろん、ことばにならないときは、これは「〇〇っていうきもちなんだよ」と教えながら作るのもいいですね!

④貼る場所も、こどもが決める(スマホにも格納!)

ようやくできあがったシートを貼る場所もこどもと決めました。指差しができる高さで、子ども部屋のどこに貼りたいのか聞きながら、気に入っているクラフトテープ(色も選んでもらった)でペタリ。

※うちはちょうど110cm-130cmくらいの高さのようです。

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もちろん、イヤイヤは家の中で起きるだけでなく、外でも発生するので(笑)、スマホに感情シートの写真を入れておいて、外や違う部屋でも使えるようにしてみました

で、効果は?その後どうなったか

私自身、果たしてこれがうまくいくのか半信半疑だったのですが、・・思った以上に早く効果が現れました。

★初日★「さびしい」の感情を教えてくれた

作成初日、公園で少し年上の友達と遊んでいた娘。途中でドロケイが始まったのですが、ついていけなくてしょんぼりベンチに戻ってきました。その時に、ふと「〇〇ちゃん、さびしい気持ちになっちゃった」と、感情シートでその日に覚えた「さびしい」という思いをしっかり伝えてくれました

★翌日★「こまった」の感情を教えてくれた

保育園の朝、「ママがきていく服きめて~」と甘えてきたので、灰色のシャツとピンクの花柄ズボンを渡すと、またイヤイヤが発生(なんでもいいよといったのに・・)
そこで、感情シートでどんな気持ちか聞いてみたら、「イライラ」でも、「怒ってる」でもなく、「困ってる」を指さす娘。ほんとうは、ピンクのシャツがよかったらしく、それを(伝えられなくて)困っていたようでした。※余談:その日はピンクのシャツとピンクのズボンで、林家ペー・パー子Lookで登園した娘。

まだ数日なので長期効果は未知数ですが、、少し前進したようです。

感情が「言えた」ときの声掛けも大事だったりする・・

感情シートのおかげで、初日から2回も!感情を表現できた娘。そこで、声掛けも少し工夫してみました。

「すごいね、えらいね。お姉さんになったねー」:感情がいえることは、何か大人になったことなんだという自尊心を高めるほめ方
「〇〇ちゃんの気持ち、わかったよ。〇〇だったんだね」:わかってもらえたという安心感を高める声掛け。感情をオウム返しするのもポイント。
「まま、すごくうれしかったよ。言ってくれてありがとう」:感情を適切に伝えられると、相手が喜んでくれるという実感につながるほめ方

・・・などなど、ちゃんとフィードバックしてあげると、モチベーションも高まるようです。

まだ運用を始めて間もないですが、同じく5歳児のイヤイヤ再発に悩んでいるママ・パパのヒントになればと思いシェアさせていただきました!

少しでも「わかりあえた!」と思えるコミュニケーションが増えることを願って・・

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