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#2_社員のモチベーションが〇〇%向上?インターナル・コミュニケーションの3つのメリットとは?

こんにちは。
アイムインのたなかるつこです。

最近日経などを読んでいると、今まで以上に、社内コミュニケーションに関する記事(オンラインでのチームビルディング、リモートでの1-1面談のやり方など)が増えてきたなあーと感じています。

そこで今回は、インターナル・コミュニケーションを強化したいけど、メリットがうまく言語化できない、伝えられない!と感じている人のために、前回の記事(インターナルコミュニケーションの定義)に続き、インターナル・コミュニケーションを強化する3つの主なメリットについてご紹介します。

メリット1:モチベーションや生産性の向上

最近の海外調査によると、インターナル・コミュニケーションを最適化した企業では、効率性、コンプライアンス、顧客満足度が向上し、リスクや離職率を低下させたという結果がでています。

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参照)Harvard Business Review “The Business Case for an Employee Communication App”

また、別の調査では、85%の従業員が、「役員や経営者が、定期的に企業の最新情報やアップデートを伝えてくれるとやる気が向上する」と回答したという結果が報告されています。

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参照:smarp “Internal Communication: Definition, Challenges and Top Reasons Why It’s More Important than Ever”

自社のトップは、どのくらいの頻度で、どのように、従業員に定期的に企業の最新情報やアップデートを伝えているでしょうか?従業員は、経営者が想定する以上に、企業の最新情報や、経営方針の背後にある考え方を知りたいと思っているものです。

モチベーションを低下させないためにも、対面、イントラネット、ビデオメッセージ、社長ブログなどで、定期的に企業の最新の動向や現状を、トップや役員の言葉で従業員に伝達される仕組みをつくることが理想です。

メリット2:ビジョンを金太郎飴のように浸透させる!

第二のメリットは、自社の経営理念やビジョン・ミッション・バリュー(VMV)の浸透です。経営理念やビジョンの浸透においては、文字通りことばを反映させるだけでなく、施策のコンテンツにその要素を反映させる工夫も必要です。

言い換えると、インターナルコミュニケーション施策のどこを切っても、(まるで金太郎飴のように)経営理念やビジョンが反映されていることが理想です。

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図参照)https://www.irasutoya.com/2014/02/blog-post_2233.html

例えば、経営理念で「やさしさ」を訴求している企業であれば、社内でやさしい行動をした人を賞賛するためのアワードを設定したり、顧客営業・製品開発・カスタマーサービスなど各部門にとって「やさしさのある行動とは」といったテーマでワークショップを行い、部門毎の行動指針として設定するなどもできます。

重要なのは、経営理念やビジョンを「文字で終わらせず」に、「行動として体現する」ためのしかけづくりをしていくことです。なかなか自社のビジョン・ミッションが浸透しないなあと感じている方は、インターナル・コミュニケーションの施策全体を見直してみるのはいかがでしょうか?

メリット3:採用の強化

インターナル・コミュニケーションの究極の目的は、従業員のエンゲージメント(組織や仕事に対して自発的な貢献意欲を持ち、主体的に取り組んでいる心理状態)を高めることです。

そしてエンゲージメントが高い社員は、自社の「ファン」でもあります。自社のファンになると、自然と企業に関する良いストーリーを周りに伝えるようになります。そして自ずと、それが質の高い人材の採用につながる可能性も高まります。

最近では、「リファラル採用」という既存社員からの知人・友人紹介による採用手法が広まり、エン・ジャパンの調査によると、日本では約6割の企業が実施した経験があり、そのうち約3割が「デメリットは特に無い」と回答しています。リファラル採用は、「定着・活躍のしやすさ」「採用コストの低減」「採用成功確率の高さ」等の面でメリットがあるといわれています。

このように、インターナルコミュニケーションにより自社のファンを醸成し、自然と自社が社員の口コミを通して、採用につながることで、「良い人材が集まる」循環をつくることができます。

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いかがでしたでしょうか?

自社でインターナル・コミュニケーションを導入する際には、ぜひ想定されるメリットをファクトとともに伝えることで、社内の理解や協力が得られやすくなると思いますので、ぜひご活用ください!


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