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小説風ななにかですが何か?

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僕は文章を書くのが好き。
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雨の匂いがする。

雨の匂いがする。

雨の匂いがする。

もうじき降り出すだろう。

僕は家を飛び出す。

走る、走る、走る。

雨の予感が僕を走らせる。

でも、もちろん雨は降らない。

結局、無駄足である。

この世界は無駄なものであふれている。

SNSというのは不思議だ

SNSというのは不思議だ

「SNSちゃん」が僕の全存在を支配しているときがある

僕はそこから逃げたいと思う。

でも、そんな簡単に逃げられやしない

僕は必死に走る

君は楽々と追いつく

僕は走る

君は追いつく

僕は走る

君はどこまでもついてくる

僕は必死に振り払う

君はしがみつく

僕は必死に振り払う

君はしがみつく

僕は気づく

しがみついているのは、僕のほうだ、と

追いかけているのは、僕のほうだ、

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僕はアフリカに行く。

僕はアフリカに行く。

僕はアフリカに行く。

いったい、なんだってアフリカなんかに行く必要があるんだい?

それは、行かないとわからないんだよ。

アフリカなんて、治安悪いんでしょ?

それは、行かないとわからないんだよ。

アフリカなんて、狂犬病とかマラリアとか危険でしょ?

それは、行かないとわからないんだよ。

ていうか、わからないから行くんだよ。

この目で見ないと納得できないんだよ。

そうなんだよ。マーシー

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小説を書くのって、気恥ずかしいと思わない?

小説を書くのって、気恥ずかしいと思わない?

村上春樹は、小説を書き始めるとき一行目しか考えないらしい。

逆に言うと、一行目が決まればそのまま書き進めて、一つ小説が出来上がるらしい。

そういうのって、かっこいいと思わない?

と君が言う。

そうだね、

と僕が言う。

小説を書くのって、気恥ずかしいと思わない?

と君が言う。

小説なんて書いたことないからわからないな、

と僕は言う。

小説を書いてみるのも悪くないんじゃないか、と僕

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