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倒れた母は生死を彷徨い、主治医は「会わせたい人がいたら今のうちに連れてきて!」と言いました。 迷わず父を母が入院している大病院に連れていきました…が、良かったのかどうか。



「会わせたい人がいたら、今のうちに連れてきて。会わせて!!」

入院先の母の主治医にそう言われたら、

とにかく父を連れて行かないとー!!

としか考えませんでした。


車椅子の父を、母が入院する大きな総合病院に連れていくには

ホームから介護タクシーで。

父の初のお出かけがこれ…。



1母が倒れる2


もう少し父のことも考えてあげたほうが良かったのかも。

今はそう思うものの、

この時はなんの迷いもなかったのでした。


父への思いやり、影響、これからの展望などより

今、目の前のピンチ!!!


それだけをバタバタとやる私。

(毎度これだから反省がない)


1.1母が倒れる2



翌日老人ホームに行くと、父は見たこともないくらい暗くなっており

「壁に虫がいっぱいいるから潰している」といいました。


昨夜一晩ずっとコンコン壁を叩いていたそうで

看護師さんに

「周りの方のこともありますので、

ちょっと落ち着くお薬を処方してもいいですか?」

と言われました。


母とできれば合わせなければよかったかも。

とも思いました。

後日、母が「よくなってきたんだよ」と言っても

「嘘つけ、本当はもう死んだんだろ」とか言う始末。


今考えても、あのときどうした方が良かったかは

わからないです。


もし合わせないで母が亡くなってしまた場合、

父はその後ホームで待ちぼうけになるという可能性もありました。



つまり私が言いたいことは、いつも私たちは分岐点があり、

「おそらくこっち」という道を常に選んでいるということ。

だから、先に先に考えておくことは「心配性」とも言い切れないということです。


ではまた次で〜!





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