【部屋も心もスッキリ】「捨てたくない」という執着を手放す片づけの心理学
そうやって、部屋にいつまでも捨てられない物が置いてありませんか?
部屋が片付かない一番の理由は、必要ない物が捨てられないからです。
そして、必要ない物なのに捨てられないのは、必要な物だと思い込んで「これを捨てたくない」という執着があるからです。
だから、世の中には整理収納アドバイザーとかミニマリストが「執着を手放せるようになりましょう」と言っているコンテンツがたくさんあります。
でも、既に片づけや断捨離のコンテンツが充実しているはずなのに、なんで未だに多くの人が物を捨てられなくて悩んでいるのでしょうか?
僕が思うに、それは「執着を手放す」というのは口で言うほど簡単ではないからです。
たとえば、執着を手放せる方法としてはマインドフルネス瞑想が有効だと言われてます。たしかにマインドフルネス瞑想には効果があります。
でも、瞑想の効果が出てくるまでには、8週間くらいは続ける必要があるっていうハードルがあるんですね。現実的に、8週間続けるのは結構大変ですよね。だから途中でやめてしまう人が多いんです。
あとは有名なのは、「ときめくものを残して、ときめかないものを捨てましょう」という基準で捨てるという方法もあります。
もちろん、それも素晴らしい方法だと思います。
ですが、「ときめくかどうか?」って、ちょっと漠然とした基準ですよね。
ときめく系のコンテンツを見てると「ときめくっていう感覚がピンとこないんだよね…」というコメントをちょいちょい見かけます。
それはおそらく、「捨てたくない」という執着が強いと、本当はいらないものでも全てときめいて見えちゃうんですよね。だから潔く捨てられないんだと思います。
じゃあ、どうすれば捨てられるのか?
実は、「捨てたくない」という執着は、自分の深いところの心理的な要因が関係しているものなんですね。
一例をあげると、僕たち人間には「いろいろ変化させるよりも、なるべく今の生活を変えたくない」という現状維持バイアスがあります。
僕たち人間は基本的に「先がどうなるか分からない状況」に不安になる習性があるんですよね。
物を捨てる時には現状維持バイアスが働くので、どうしても「捨ててから、また必要になったらどうしよう…」という不安が付きまとうものなんです。だから「捨てたくない」という気持ちになってしまうんですね。
このように、「捨てたくない」という執着は心理学で説明することができます。そして、心理学をうまく使えば、執着を手放して物を捨てることもできるようになるんです。
なので、このnoteでは「捨てたくない」という執着を手放せて、捨てられなかった物を捨てて、部屋も気持ちもスッキリさせる片づけの心理的なテクニックをお伝えします。
ちなみに、僕自身は昔からこれを活用していて、部屋をかなりスッキリさせることができています。
ここで、「もしあなたが部屋の片づけをして、部屋がスッキリと綺麗になった」と想像してみてください。
床には物が置いてなくて、広々とした空間が広がっています。クローゼットや本棚にギチギチに詰め込まれていた物が無くなって、本当に少ない物が綺麗に並べられています。
収納のための棚やボックスに入っていた物が少なくなって、すぐに必要なものが一目見て分かり、パッと取り出せます。
仕事で疲れて帰ってきた時、リビングに入った瞬間からスッキリした空間でほっと一息つくことができます。
家族みんなが早く家に帰りたくなって、毎日みんなで夕ご飯を食べながら楽しいひと時を過ごすことができます。
どうでしょうか?
すごくプライベートが充実しますよね。
いらないものを手放せるようになると、計り知れないほどたくさんのメリットがあるんです。
そして、いらないものを手放せるようになるというのは、言い方を変えると自分にとって本当に必要なものと必要でないものを区別できるようになるということです。
それはつまり「これは必要か?そうでないか?」という確固とした自分軸を持てるってことなんですね。
そして確固とした自分軸が持てると、物だけでなく人間関係などにも応用できます。
たとえば、「一緒にいて嫌な気持ちになる人との関係は、今の自分にとっては必要なものではない!」。
そう思えて、嫌な人との関係も手放せるようになります。
ちなみに、Voicyバージョンでもリリースしたところ、非常に好評でたいへん多くの方に聴いていただきました!
リスナーさんからは次のようなコメントをいただいています。
今年こそはすっきりと片付けて部屋と気持ちを整えたいと思う方は、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは、いきましょう!
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