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自己効力感のある子を育てたい⑥〜小学校教員としてできること〜


1.はじめに


いつしか2024年も半年が過ぎようとしています…!
今年私は何をしたっけ!?と焦る日々です。

1つでもやったことを言えるように、noteを書いていきます。
お付き合いください!笑

前々回は「宿題で育む! vsやる気のない子」として個人内、前回は「授業で育む! 私も誰かの力に…?」として小さな社会での自己効力感を育む実践を紹介しました。

前々回記事↓

前回記事↓

ということで、今回からは、いよいよ学校を飛び出して本当の社会と関わる実践を紹介します。(今回の実践は長めなので、2~3つのnoteに分けて書く予定です。)

2.総合で育む! 社会は変わるという思い!

①総合ってよく分からない。

「総合の授業」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

私が小学校教員になる前にまず思い浮かべたのは、パソコンです。
総合の時間ってパソコン室に行って、タイピングした気がする!
他は…障害体験もしたなあ、車いすに乗ったり、アイマスクをしたり。

総合って結局何だったんだろう?子どもの時は、単に”ちょっと楽な授業”でしかありませんでした。

②担当になって分かる総合の面白さ!

子どもの頃に感じた”ちょっと楽な授業”のイメージを抱えたまま、小学校に配属された私ですが、転機が訪れます。

「(学年の)総合担当は、るり子さんね。年間計画を作ってほしい。」
…???

ソウゴウタントウ…?ネンカンケイカク…?
異国の言葉…だとはさすがに思いませんでしたが、
「そんなのできるかー!!!」「鬼か!!!」と思ったような、思わなかったような。笑

冗談です。笑
私は何か任されることが大好きなので、心はメラメラです。

たかが学年の総合担当、されど学年の総合担当。
小学校教員としての初仕事。とにかく指導要領を手に取りました。

すると、序盤にこんなものが。

小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 平成 29 年 7 月  総合的な学習の時間編

学年の先生にも「総合ってこのサイクルだよ。」と教えてもらいました。

課題を設定し→情報を収集し→整理・分析して→まとめて表現をする→そこからまた課題を設定し…

考えるうちに、ふと、「これっていつも大人がやってることに名前がついているだけじゃない!?」と思うようになりました。

そして、確かにこのサイクルを回すことができれば、どんどん自分のやりたいことや叶えたいことに近づくことができるのではないかと感じるようになってきたのです。

実際この年は、このサイクルにのっとって、なんとか1年を終えたという印象でした。

しかし、子どもたちから「もっとあんなことしたいな」「こんなこともできそう」という声が聞こえてきたのです。

もしかしたら総合は、「子どもたちが社会を変えたい・社会と関わりたいという気持ちを育むのに最適な教科なのではないか」と思うようになっていました。

この1年の経験を経て、次年度は「子どもたちのやりたいことをとことん叶える総合をやりたい!」と決意しました。

3.おわりに

今回は実践まで行けずじまいでしたが、総合で自己効力感を育むために、このサイクルの話は避けて通れないと思っています。

次回は、ここから実際に、次年度どんな実践をしたかを紹介します。
お楽しみに。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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