これはシツケなのだろうか⁉
ゴールデンウイークも後半、明日はこどもの日ですね。
小さな子はいないのに、今年も母親が買ってくれた兜飾りをかざりました。
さすがにもう鯉のぼりは出していませんが、お雛様も兜飾りも、長年の習慣で出してしまいます。我が家では雛祭り同様、端午の節句も楽しいイベントの一つでした。考えてみたら子どもが小さい頃は一年中イベントだらけで、子どもにかこつけて楽しんでいたのは大人の方だった気がします。
子どもと一緒に楽しんではきましたが、自分は母親として子どものシツケがちゃんと出来ていたのかどうかは全く自信がありません。
実は先日、これをシツケと言うのだろうかと⁉と、考えさせられたことがありました。
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ゴールデンウイークに入る数日前のことです。近所のスーパーで買い物をし会計を済ませサッカー台(作荷台)でカゴからバッグに移し替えている時に、隣に小さな男の子が立ちました。「これに入れなさい」とエコバッグを渡されて、紙パックの牛乳や、袋入りのパスタ等をエコバッグに入れています。上手に手早く入れていましたが、後ろにいる母親(らしき人)は、ずっと「早く入れなさい、混んでいるんだから!早くして」とせかしています。
思わず、振り向いて声の主を見てしまいました。きちんとした感じですが見るからにキツそうな雰囲気の人で年齢は三十代後半のように見えました。お仕事帰りなのか、PTAの集まりなのかわかりませんがスーツ姿でした。ランドセルを背負っている男の子は黄色い帽子をかぶっているので一年生だと思います。普段からお手伝いしている感じで、手慣れた様子でバックに入れているのに、「早くしなさい!早く!」とせかしていて、よっぽど急ぐ用があったのでしょうか。だったら自分でやればいいのに、と見ている私のことなど眼中になく、気にする様子もなく、冷たい目で、声で「早くしなさい!」と言い続けていました。
思えばこの時、お母さんにではなく、男の子に
「お手伝い出来て、えらいねー」
「袋に入れるの、上手だねー」
と、声をかければ良かったのだ、と、ずいぶん後悔しました。
袋詰めを終えると、親子は出口に向かいました。出口は二カ所あり、私は反対側から出ましたが、遠くからまたあの女性の声が聞こえてきました。
「気持ちが悪い歩き方をしないで!」
今度は男の子の歩き方に文句を言っているようです。振り返って見てみると、後ろ姿なので男の子の表情は見えませんでしたが、普通に歩いているのに何故そんなに怒っているのか分かりませんでした。
「だから、その歩き方が気持ち悪いのよ!やめなさい!」
気持ちが悪い歩き方って何⁉ 注意するなら、一年生にでもわかるように説明すべきではないかと、だんだん腹が立ってきました。
私が見る限り、普通に歩いている男の子に「気持ちが悪い歩き方」と連発する母親の方が、よっぽど気持ちが悪かったです。
子どもがスーパーの中で走り回っていたり、泣いていても平気で何もしないお母さんや、商品を指で押している(昨日はトマトを押していました)のを注意しないお母さんはたまに見かけますが、今回ほどいつまでも後味が悪いお母さんは初めて見ました。あの時、何も言えなかった自分の不甲斐無さにも腹が立っています。今度同じ場面に遭遇したら、絶対に、絶対に、
男の子を褒めまくってやるっ!
と、心に決めています。
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
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