セカオワの新曲が素敵すぎるという話
みなさんTBSの新火10ドラマ『この恋あたためますか』は見られましたか?
そして主題歌のSEKAI NO OWARI「silent」は聞かれましたか?
(引用元:YouTube Channel SEKAI NO OWARI ♪よりSEKAI NO OWARI 「silent」【Official Audio】)
私はリアルタイムでこのドラマを見ていたのですが、物語の最後に流れたこの曲にとーっても惹きつけられまして。
ミュージカルや舞台について書こうと思って始めたこのnoteですが早くも脱線(笑)。私実はテレビっ子でドラマっ子でもあるので、今回は「silent」のお話をしたいと思います!
『この恋あたためますか』
2020年10月20日にスタートしたTBSの新火10ドラマ。夢を諦めたコンビニ店員ながらスイーツを見る目だけは確かな樹木(きき)と外資企業から会社を立て直すために派遣されたコンビニ会社社長の浅羽(あさば)が、会社の立て直しをかけてスイーツ開発に挑む物語。
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切なく沁みるクリスマスソング
最初にこの曲を聴いたときはドラマ視聴中だったこともあり、歌詞にはあんまり注目できず、ただただそのメロディーに惹かれていました。
とにかく私はクリスマスソングが好きなんです。夏でもSpotifyのクリスマスソングのプレイリストをかけているくらい(笑)。
クリスマスソングって聞いているととても幸せな気分になります。鐘の音や壮大で暖かいメロディーが家族や大切な人と過ごす年末を連想させてくれるので、"よし!楽しいクリスマスまで頑張ろう!"って気持ちになります。
「silent」は鐘や鈴の音色とオーケストレーションでクリスマス感溢れる壮大な音楽を奏でつつも、メロディー調は静かでちょっと切ない感じ。降り積もった雪でしんと静まり返った街を一人で歩いている感じです。
だからいわゆる明るいクリスマスソングとはちょっと違うのだけれど、ワクワクと喜びに満ち溢れる幸せな光景から少し離れて、雪と一緒に切なさに浸るクリスマスも風情があるよねと思ってしまうような、そんな心に染み入るメロディーです。
ちょっとひねくれた歌詞と主人公たち
そんなこんなでこの曲に惹かれた私はYouTubeで配信された音と詞をさっそく聞きました。そしたらなんと歌詞もすごくドラマとリンクしていてよい!
「クリスマスなんてなければいつも通りの何にも変わらない夜なのに」
「純白の雪が降る 降るなら積もってね 汚くなるだけだから」
『この恋あたためますか』の主人公2人、樹木と浅羽社長は二人ともちょっとひねくれているんです。樹木は浅羽社長がSNSの利用法を注意してきたり、開発した商品にダメ出ししたりするとめちゃめちゃ突っかかるし、浅羽社長も3年でと言われているところを1年で会社を立て直します!と意気込んでるし。
上記のような歌詞を心の中で浮かべていそうな2人なんですよね。だから、ああこの歌は彼らの歌なんだなって思えます。
今後の展開を期待させる2番
でも樹木と浅羽社長の2人はむやみやたらと尖っているわけではなくて、そうなってしまった過去がたぶんある。
樹木はアイドル時代に「お前は噛み続けて味がなくなったガムだ」と言われてアイドルの夢を追えなくなった。浅羽社長も甘いものが苦手になってしまった原因が過去にありそうな様子。
「silent」の2番の歌詞は、2人がこれからその悲しい過去を乗り越えていく中で、頑張りたいけど上手くいくばっかりじゃなくてくじけそうな様子だったり、でも2人が出会ったからこそ乗り越えていけるんだろうなという展開を連想させます。
そして、その中にはお互いがお互いを気遣うからこそのすれ違いもあるんだろうなということも。大切な人だから理解したい。でもその核心に触れたら壊れてしまいそう。私なんかじゃ理解できないのかもしれない。
それでもきっと最後にはやっぱりお互いが必要で。そして一緒に過ごす中で大切な思い出も増えていくのでしょう。
「夜を泳ぐように過ごしたあの瞬間をこのスノードームのように閉じ込められたら」
こんな歌詞にあるように。
(引用元:SEKAI NO OWARI「silent」)
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きっとこのドラマは10月〜12月クールだと思いますので、最終回はきっとクリスマス前後。この主題歌がよりマッチしているんだろうなぁ。
今後主人公2人の過去や奮闘や恋がもっと明かされていきそうで今からとっても楽しみ!主題歌と合わせてとことん楽しみたいと思います。
ちなみに1話の私的胸キュンポイントは、傘を持っていない樹木を浅羽社長が家まで送るシーンで、一つしかない傘を浅羽社長が樹木の方に傾けて片方の肩がずぶ濡れになっているところでした。
それでは。
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(引用元:火曜ドラマ『この恋あたためますか』HP)
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