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エッジオブザワールド 世界の端を見に行く〜|サウジアラビア絵日記 リヤド編

【前回までのあらすじ】

ルンルンは3年ぶりの海外旅行にサウジアラビアへ行くことを決意。英語学校で出会ったサウジアラビア人の友人エマとの旅行が始まりました。まずは首都リヤド周辺!

図 登場人物紹介


【絵日記(コミックエッセイ)】

首都リヤドから車で約1.5時間の現地ツアーに参加し、「エッジオブザワールド」へ行ってきました!


【エッジオブザワールド…名前かっこよくないか】

リヤド周辺の観光地を探していた時、エッジオブザワールド(以下EOTW)の名前が目に入りました。
直訳すると世界の端。
世界の端、見られるのか。じゃあ行くしかないか!
と勢いよく調査を始めました。この時点でほぼ行くことを決めています。

EOTWはリヤドの北西約100kmの場所にあり、一面に高さ約300mの崖が広がる場所で、紅海にある地溝が広がりアラビアプレートが移動したことで形成されたそうです。

リヤド中心からは車で片道約1.5時間。
探すと色々な現地ツアーが見つかりました。
どれも14:00頃リヤド市内を出発しEOTWで日没を見るところまでは共通していて、あとはスナックや夕飯があるかどうかという違いがありました。
私はViatorというサイトでプランを比較し、送迎・夕食・スナック付きのツアーに申し込みました。
何個かコンタクトを取ってみて返信が無い場所もあったので、ツアーが開催されているか確認した方が良いかもしれません。


【いよいよ出発、砂漠のドライブ!】

当日はスーパーに集合しツアーと合流。
平日に行ったけど参加者総勢20人くらい参加されていて意外と多いなと思いました。友人と私の2人だけかと思っていたら全然でした。
複数台の車(四駆)に分かれて出発!
インド人の現地ドライバーの方、ヨーロッパから来た会社員2人組、友人エマと私の計5人。
乗った瞬間に会社員の方がにこにこ挨拶してくれて、めちゃくちゃ雰囲気の良い車内でした。こういうことが出来る人を尊敬します。

市内から離れると、ごろごろとした石のようなものが多い砂漠が広がっています。
途中ベドウィンのテントがあったり風船や生きたヤギを売っていたりして面白かったです。
風船もヤギも誰が買うんだろう?!と驚きましたが、リヤドの人々にとって週末を砂漠のキャンプで過ごすことが一般的らしく、その方達向けということでした。

砂漠が広がる
リジナルイラスト「砂漠の風船売り」
砂漠に突然カラフルな風船が現れて夢見たいで素敵だった
地層がくっきり

EOTWに近づくにつれて、道が険しくなっていきました。
道がでこぼこで、車のどこかに掴まっていないと隣の人にぶつかってしまうくらい揺れてみんなで必死に耐えていました。いい思い出。


【エッジオブザワールドに到着!】

でこぼこ道を乗り越えて到着。
車を降りるとみんなが歓声を上げます。すごい景色!
隆起した崖が一面に広がっていて、崖と砂漠のつながった部分が綴じ目のようで名前に納得しました。なるほど端っぽい!
息をのむような絶景、という言葉がまさにぴったりとくる景色でした。
サウジアラビアの自然は雄大だった!

柵も何も無いのでとても眺めが良いですが、いつでも落ちるなこれ…と思ってちょっと怖かったです。
高い部分に登る道は手すりも無くじゃりで滑るので、登りたい場合は動きやすい格好がおすすめです。
途中アラビックコーヒーを配ってくれるので、飲みながら崖に座って日没を眺めていました。

一面に広がる砂漠と崖
どこまででも登れます!
広がる崖
夕陽が綺麗だった

その後は夕飯の場所へ移動して、焚き火を囲んで星を見ながら夕飯を待ちました。陽が落ちると思ったより寒かったので、しっかり防寒具を持っていくのをおすすめします。
ドライバーさんたちがその場で夕飯を作ってあたたかい出来立てが食べられて嬉しかったです!
人生初のラクダ肉にビクビクしていましたが、スパイスで味付けされていて美味しく食べられました。

夕飯後は凄い勢いで最後の片付けが始まり、ドライバーさん達がアラビア語で何かを叫びながら作業をしていました。
みんな真剣な顔をしていたので喧嘩か何かかな?と思って友人に聞いてみたところ、「We can do it !!!」と励ましあっていたということでした。雰囲気良いなあ!
そこから友人と私の間で旅の合言葉は「We can do it !!!」になりました。

当然ですが帰りもまたでこぼこ道を通り、そこで完全に車に酔いました。ぎりぎり吐かなかったけど危ないところでした。
同じ車だったみんなと別れる時、梅干しみたいな顔のままお別れで悲しかったな…。
酔い止めもあると安心かもしれません。

盛りだくさんのツアーで大満足でした!見に行けてよかった。
エッジオブザワールド、おすすめです!!

つづく


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