つながりを味わう

知らない者同士が
あることをきっかけにつながる。

好きだった者同士が
恋に落ちてつながる。

仲の深い者同士が
連絡をとりあってつながる。

「つながる」といったことを
生きていく中で無意識に行っていて、
わたし1人のまわりにはくもの糸のような細かく枝分かれした糸で
人とのネットワークを作っている。

ただ、そんな糸も意図的に切ろうと思えば切れるのであり、
そうでなくとも不意に切れてしまうこともある。

わたしは上京して、一人暮らしをはじめて
そんな切れかかっていた糸も結びつけたり、新しい糸を作ったり
「つながり」を広げることにした。

こっちに来て苦しいことも
その「つながり」を通じて生き延びている気がしているし、
そんなときこそ「つながり」を味わう大事な時期となっているのかもしれない。

やっぱり人は一人で生きていない。
おとなになって感じることができた喜びにいま感謝しよう。

このへんで。