政令指定都市めぐり【第10回】

札幌市には、東区に「札幌丘珠(おかだま)空港」がある。

昨日の記事で紹介した「東豊線」に乗って、栄町(さかえまち)駅で降りると、そこからバスで5分ほどのところにある。

栄町駅の所在地は、北41条東15丁目である。いかがだろうか。地理的イメージが持てたと思う。

今日は、札幌丘珠空港から、愛知県の小牧空港(=県営名古屋空港)に飛んで、名古屋市に移動しよう。

札幌丘珠空港と小牧空港は共通点があり、それぞれ陸上自衛隊の丘珠飛行場と航空自衛隊の小牧飛行場を兼ねており、自衛隊の駐屯地になっている。もちろん民間共用である。

小牧空港は、正確には小牧市境に近いところにあり、小牧市にあるわけではない。札幌から名古屋に行きたいとき、中部セントレア空港まで飛ぶより小牧空港のほうが名古屋市に近いのである。

ただし、冬季は運休しているのと、名古屋市までの距離では中部セントレア空港より30キロ差で近い割には、最寄りの鉄道駅は遠く、直行バスしかない。

小牧空港からバスで25分ほどで、名古屋市の中区にある栄(さかえ)に到着する。ちなみに、目と鼻の先に、札幌市と同じ「栄町駅」があるが、偶然にも両市の栄町駅は、読み方も同じで所在地も「東区」である。

名古屋市には、行政区は16もある。人口の多い順に並べると、①緑区、②中川区、③守山区、④千種(ちくさ)区、⑤天白(てんぱく)区、⑥名東(めいとう)区、⑦北区、⑧西区、⑨港区、⑩中村区、⑪南区、⑫昭和区、⑬瑞穂区、⑭中区、⑮東区、⑯熱田区である。

意外に思うかもしれないが、先ほどの中区や東区、熱田神宮のある熱田区は、ほとんど下位レベルである。1位の緑区は24万人であり、熱田区の約4倍の人口である。

さて、市営地下鉄の話をすると、名古屋市は行政区の多さもあって、札幌市の倍の6路線が走っている。ただし、16区の中では守山区だけ、地下鉄路線がない。

6路線は、名城線、東山線、名港線、鶴舞(つるまい)線、桜通(さくらどおり)線、上飯田(かみいいだ)線であるが、この中で、大阪環状線や東京の山手線と同じ環状ルートなのが「名城線」である。

名城線には、その名の通り、名古屋城駅があり、中区の「栄駅」もある。寝過ごしても栄駅に戻ってくるから安心である。

栄町駅は、名古屋鉄道(=名鉄)の駅である。名鉄瀬戸線の起点でもあり、尾張瀬戸駅まで行ける。

名鉄名古屋駅からは、特急「ミュースカイ」で中部セントレア空港まで約30分で行ける。

名古屋市は、ういろう、ひつまぶし、名古屋コーチンなど、名鉄地下街や「うまいもん通り」においしいグルメが盛りだくさんである。

中村区名駅一丁目がその所在地である。











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