兎に角、良い年に!!

2023年が、スタートした。

みなさま、あけましておめでとうございます。

ウサギ年だけに、「兎」に角、良い年にしたいものである。

「とにかく」を「兎に角」と書くのは、単なる当て字であり、特段の意味はない。

明治時代の文豪である夏目漱石が多用するようになって、今の当て字が広く知られるようになった。

もとは、「とにかくに」というのが正しくて、平安時代から江戸時代にかけては、「と」と「かく」が、それぞれ「そのように」「このように」の意味であった。

つまり、「あれやこれや」という意味が、転じて「いずれにせよ」という意味になったのである。

当て字の「兎角」は、仏教語で「兎角亀毛」(とかくきもう)という四字熟語があり、「ウサギに角があって、亀に毛が生える」という現実にはあり得ないことを例えた言葉からきている。

いずれにせよ(とにかく)、今年は良い年にしたいものだ。

ウサギは、満月のときに餅をついている様子が見えると、昔から言い伝えられているが、「満月」は「望月」(もちづき)とも言い、「餅づき」と掛けている。

正月三が日、家の中に餅があり、ウサギの置き物があれば、何か縁起が良いかもしれない。

こんなふうに言葉遊びをしてみた一日が、そろそろ終わる。

明日は、事始め。

通常の生活に戻す第一歩にしたいものだ。









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