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未来へつなぐ想いをかたちに〜常総新花火

11月26日(土)に開催された常総新花火大会を見に行ってきました。

「未来へつなぐ 想いをかたちに」と銘打たれたこの花火大会は7年前の水害からの復興を後世に伝えようと常総青年会議所の若手メンバーが中心となって取り組んでこられたとのこと。

会場は、「鬼怒川堤防決壊の碑」。


参加される煙火店は
山﨑煙火製造所、野村花火工業、北日本花火興行、丸玉屋小勝煙火店、マルゴー、伊那火工堀内煙火店、紅屋青木煙火店、磯谷煙火店
など錚々たる顔ぶれ。
これだけ豪華なメンバーとあっては、いやでも期待が高まります。

朝は雨模様でお天気が危ぶまれたのですが、みんなの願いが通じたのか、夕方にはこのように夕焼けが見えるほどにお天気が回復しました。

会場は河川敷。
堤防の上はパイプが組まれた有料席です。続々と観客が集まってきました。


今回の花火で特徴的だったのはプログラムも「若手花火師の創作スターマイン&尺玉コンクール」など若い力を感じさせる内容となっていたこと。

Twitter公式より


いつも見慣れているような花火とは一味も二味も違う花火が上がったのが写真で分かるでしょうか?


ここの河川敷の川幅はそれほど広くないので、尺玉が上がると、オーバーヘッド花火!になって頭上から金色の光が降り注いでくるような大迫力。

そして、メッセージ花火の時間もあったのですが、これがまた通常の花火大会のメッセージ花火とは大違い!
8号玉、10号玉が次々とあがり、それぞれ趣向を凝らされた花火競技会並の見応えのある花火たちでした。

そして今年復活した花火大会の特徴として、平和や、希望をテーマとした強いメッセージ性を感じる花火たちが多いこと。

あまりの迫力で花火の煙が去らず…


北日本花火興行さんの花火にはあっ!と息をのんだし、伊那火工さんの渋い色はみたことないアートな感じだったし、大好きな野村花火工業さんは見事な「野村ブルー」だけでなく美しいグリーンの気品ある花火だったし、マルゴーさんはやっぱり天才なんじゃないかと思うし、山崎煙火製作所さんは安心安定の大迫力!どれも見事な花火たちで、コンクールの投票をスマホでできるようになっていたのですが、甲乙つけ難くとても悩みました。

この2〜3年ですっかり花火大会が縮小されてしまって心配していたのですが、煙火店の若手の花火師さんたちが日本の誇る花火文化を未来へつないでいってくれることを感じてとても嬉しく感じた1日となりました。



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