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ちょこっと谷根千。「らんまん」で賑わう「天王寺」

東京都台東区、谷中墓地の一画、JR日暮里駅近くにある天台宗の寺が天王寺。

こちらのお寺にNHK「連続テレビ小説」「らんまん」の主人公牧野富太郎博士のお墓があります。

日暮里駅南口から2分ほどの場所にあります。
門から中を除いてみるとこのように大仏が見えます。
明治時代には東京のシンボル「天王寺大仏」として親しまれていたそうです。


お寺の方に「牧野富太郎博士のお墓は彼方ですよ」と教えていただきました。
朝ドラでの影響でお参りに来る方が多いようです
お墓の位置は墓地の中ほど。
少しわかりにくい場所にあります。
でも、要所要所にこのように目印があるので簡単に辿り着くことができます。




私が行った時には平日の昼間にもかかわらず、三組がお参りしていました。
「らんまん」効果だと思います。

天王寺は、鎌倉時代に創建され、享保年間には富くじ興行が許可されたことで賑い、湯島天満宮、目黒不動龍泉寺とともに江戸の三富と称されていたそうです。
ところが上野戦争で、彰義隊の分営が置かれたことから、本坊と五重塔を残して堂宇を全て焼失、さらに昭和32年の放火心中事件で五重塔を焼失しました。
(この焼失した五重塔が、幸田露伴の小説「五重塔」のモデル)
波乱万丈の歴史を持つ、お寺は、広大な谷中墓地の一角にあります。
毘沙門天が祀られています。谷中七福神の一つです。
上野王子駒込辺三十三ヶ所観音霊場9番札所です。

谷中、根津、千駄木のこの辺りのエリアは、美味しいものや、面白いお店、神社仏閣など
ぶらりと街歩きをするのに適した人気のエリアです。

今年の朝ドラにゆかりの場所として、谷根千散歩の折によってみてはいかがでしょうか?

ちなみに、練馬区大泉学園の牧野富太郎博士が亡くなるまで暮らしていた邸宅の跡地は、今は「牧野記念庭園」となっています。



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