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“楽しいお金の使い方“〜お金について考える

もうすぐクリスマス。
特別なお買い物をした時のワクワク感。
幸せな気持ちになりますよね。

今回「モノ」ではないものを購入して少し違うワクワク感を感じました。

それがこれ。

ココナラで頼みました。

私のアイコンです。
春夏秋冬バージョンと、クリスマスバージョンを描いてもらいました。

ワクワクが溢れて楽しくなってきて、勢いでショート動画にしちゃいました。


今は、AIで画像生成が簡単にできる時代です。
それぞれのサービスでクオリティもいろいろ。
私も、あれこれやっています。いくつか課金していますし、相当時間も費やしました。ですからアイコンをAIで生成するという手もあったわけです。
ですが、今回はあえて人に頼みました。
AIと人、これからどうなっていくのか?そんなことを感じるお金の使い方だったので、このnoteに書いておこうと思いました。

まずお金のことですが、AIに書いてもらうにもお金はかかります。もちろん無料のサービスもあります。ですが、やはり有料サービスとはクオリティが全然違います。
ですからAIと人、どちらも有料という前提でメリット、デメリットを考えました。
AIに頼んだ場合のメリットは、
①正確な作業を何度でも嫌な顔せず繰り返してくれる。
②スピードが速い。
デメリットは
①責任の所在が不明。
②判断の複雑さに弱い
などが考えられました。

逆に、人に頼んだ場合のメリットは
①創造性と柔軟性
②感情の理解
デメリット
①限られた処理速度
②時間の制約
③相性
などが考えられました。

この中で、今回人に頼もうと思ったのは②の「感情の理解」の部分が大きかったと思います。人に頼めば出来上がりは時間がかかるけれど、自分の思いを伝えやすいのではないか?
しかし、私は自分の要望を伝えるのがどちらかと言うと苦手です。美容院など苦痛なんですよね、頼む時に。
でも自分の願望を伝えなければならないのはAIに対しても同様で、上手に指示ができないといつまで経っても自分の望みの解を得ることはできません。強いて言うならAIは何十回言い直しても嫌な顔せず答えてくれるので気は楽かもしれません。しかし感情がないから、不毛なところをぐるぐる回るだけで永久にゴールに辿り着けないような気持ちになる時もあるのです。そんな風にコミュニケーションに今ひとつ自信がない私は、オーダーするのが少しだけ心のハードルになっていました。
それでも今回、自分の「顔」となるアイコンをあえて人に描いてもらいました。その経験で感じたのは、これからはどんどん消費のスタイルが変わってゆき、「何を買うか」「どうやって買うか?」から、「誰から買うか?」にシフトしてゆくのだろうなぁ、ということです。

今回はまず、どんなイラストを描いて欲しいか自分の考えを整理するところから始まりました。相手にわかりやすく説明できなければ望みのものは手に入りません。アイコンなので、抽象的な願望から具体的に相手へ伝えるために考えをまとめる必要がありました。これはAIに生成させる時のプロンプトも同じ。指示が曖昧だったり具体的でなかったりすると、相手がどうしたら良いか判断しにくいため成果物の振れ幅が大きくなります。

今回は、まず自分の希望を相手に伝えました。
そもそもの発端は、このノートにインタビュー記事を書きたくなったこと。
それで、「ゆっくり実況」の霊夢と魔理沙の掛け合いのような書き方をしてみよう、と思いついたのです。そこで掛け合いにするために、逆向きアイコが欲しくなったわけです。
早速、アイコンを描いてもらった方に逆向きをお願いしました。反転バージョンはすぐにできると快諾いただいた後、そこでやりとりをしているうちに、もっとアイコンのバリエーションが欲しくなってきました。そこで、バリエーションを増やしたいと言うと、まとめて描いてくださるとお返事が来ました。
それで、クリスマスのようなイベントと四季のモチーフのものを依頼しました。
AIならものの何秒で生成してくるだろう画像も、人に頼めば、手作りしている待ち時間が発生します。
ラフ案を見てからアイコンが出来上がってくるまでの楽しみに心待ちにしている時間に思ったのは、こんなにお手軽に他力でテンションがあがるのは、なかなかいいなと言うことです。なぜか元気が出ないな、自分のテンションが下がっているな、と感じる時に、人に何かを頼むだけでワクワク感を得られるというのは、メンタルを安定させる方法としてもお手軽だと思います。注文しただけなのですから。
他力で自分をアップさせる簡単な方法。気分が落ち込みそうになったら、自分の頭を整理しながら、自分のトレードマークを考えて注文すれば良い。
そして今回お願いした製作者の方は、作成の過程で細かくこちらの要望を聞いてくれて、提案をしてくださる方だったので、コミュニケーションをとりながらアイコンを一緒に作っていくというイメージでした。
そう、提案型。
AIにできないことはこれだと思います。
今までにあるデータをあちこちから引っ張ってきてどうこうするのではなく、相手に寄り添って一緒に未来を描くサービス。

今後は、指示をされて作業をするだけの部分はAIに取って代わられるだろう、でも提案型の仕事は残る…そんな風に言われています。
以前、日経に「メタバース葬」についての記事が載っていました。


メタバース葬ってすごくないですか?他にも「宇宙葬」や「メタバース霊園」などの施策も…。
その中で「指示を待つのではなく、社員からの提案型組織への変革を目指す」と書かれていました。

ゼロイチの部分はAIには摂って変われない。
メタバース霊園では、故人を3D化、人格形成を人工知能に学習させ、声を合成音声化することで「100年後の子孫との会話も実現する」らしいです。ターゲットは遠方で墓参りが難しい人や、墓じまいなどに悩んでいる人など。今やそんなことになっているんだ!と目から鱗でした。

こんなサービスならお金を使ってしまいそう…。私もアバターにこのnoteを朗読させてどこかに置いておこうかしらん。100年後の人が見たら、この人何言ってんだ?と思うかなぁなどと想像すると楽しくなります。

思えば、物価が高騰して生活が苦しくなった、と言いつつサブスク型のサービスはやめられないものが増えていませんか?
例えば、Amazon。例えばApple。
私はさらに、ここへ日経新聞やら日経MJやらの紙媒体が加わっています。そこへ電子版のサービスも追加。
さらにAdobeやMicrosoftを使っていますし、最近では、ChatGPT や、MidJourneyや NijiJourney、Canva などにも課金しています。
自分で書いていて知らず知らずのうちにずいぶん増えたなぁとびっくりです。
お金を使いすぎているのは、ゲームに課金しているからだと思っていたのですが、(→それも大いにある!)いつの間にか増えていたのだなぁ。

それでもどれかを今すぐ辞めようとは思えません。それぞれ便利で使い倒しているからです。中には自分で作ったデータが入っていたり、それが別のアプリと自動連携したりしているので、やめたらとても面倒なことになる、と言う理由もあります。

しかし、この課金状態ならもう少しリターンが欲しいような気もしてきました。

せっかくリバースのアイコンを作成したので、インタビュー記事をもっとアップしたいな。

どなたか、私のインタビュー記事に登場してもいい方いらっしゃいませんか?
現在アイコンを使い倒したい気分なので、絶賛募集中です。(気分が盛り上がっている間の期間限定です。笑)



ところでもう一つ、最近買ったものがあります。こちらは「モノ」です。
今年の初めにBucket list に、『オーダーメイドのものを買う』と書きました。
それがひょんなことから、帽子のデザイナーの方とご縁があって、私の帽子をお願いする事にしました。そして出来上がったのがこちら。

ちゃんと自分の頭の大きさを測って、自分のために作られた帽子。

カスタムオーダーなのですが、フィット感が違います。
写真でふんわりフィットする感じが伝わるでしょうか?
生地を選ぶ時に黒にしたのは花火撮影の時に咄嗟にレンズを覆うために使うから。
多分そんなニーズで帽子を注文する人、他にはいないと思います。

自分のためだけに作られたもの。
それは、単に「モノ」ではなくて、そこに宿る物語の消費。

近頃ニュースになった国立科学博物館の「地球の宝を守れ!」というクラウドファンディングに多額のお金が集まったのも、きっとそこにある「ストーリー」にお金を出す人達がいたからだと思います。

大量生産、大量消費の時代から、「コト」消費の時代へ。
そして、今や、「誰から買うか?
自分の本当のニーズを掘り出して、提案してくれるサービスへ
消費のキーワードがシフトしつつあるのだと思いました。

あなたなら、これからどんなことにお金を使ってみたいですか?
来年は何を買いたいですか?



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