臨床心理士、個人開業をする
ありがとうって伝えたくて
「5+8に苦戦する計算力と、〆切ギリギリのズボラな心理職が給与所得を貰いながら個人開業をしてみた話」と題してnoteをはじめてみました(正確には3年ぶりの再開)
正直、コンプレックスを感じることの方が多かったりもするわけで、優秀な人や頑張っている人がたくさんいる中で「自分なんかの経験が…」って思う気持ちもあるわけですよ。
面白い文章が書けるわけでもないし、かといって真面目にきっちりかっちり書けるわけでもなく、隠しても隠しきれない知性が溢れ出るわけでもなく、むしろびくりするほど枯渇しているわけですよ。ギブミー知性。
そんな僕のnoteを読んでくださったり、いいねを押してくれたりしてくれて、感謝カンゲキ雨嵐なわけです。
興味を持ってくださった人もいるので、少しずつ開業周りの話を書いていけたらと思っています。
本日のダイジェストは予告ツイートの通りです。
「個人開業をする」とは?
個人開業をする主な理由は、青色申告をするためです(諸説あり)
青色申告をするのは、65万円の控除を受けることや、学会費や書籍代などの業務に関連する経費を経費(事業の支出)とするためです。
そうすると、年収が下がるので支払う税金など(所得税、住民税、国民保険など)の金額が下がるわけですね(雑)
そのために、まずは「開業しましょう」というわけなんですね。
※ここでは株式会社とかではなく、従業員がいるわけでもなく(いてもいいんだけど)1人で仕事をする場合を説明しています。
「開業をする」というのは、具体的には、開業1ヶ月以内に、事業所の納税地の税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出する、以上です。
意外に簡単ですよね。僕もびっくりしました。
開業届けは「事務所の所在地 + 開業届」で検索するとネット上で手に入ります。
例えば、「東京 + 開業届」で検索すると、以下のサイトにアクセスができます。
ちなみに、東京都の事業開始等申告書(個人事業税)は以下のようなものです。
A4で1枚ですよ。びっくりじゃないですか?
これ書いて税務署に持っていけば晴れてあなたも個人事業主!
YOUやっちゃいなYOって声が聞こえてきそうですね。
ちなみに、税務署にいくとこの辺りの書類の書き方も含めて、サポートもしてくれますよ。予約制のところもあるので、いったんホームページ見ておくと良いかと思います。
開業届は開業してから約1ヶ月以内に出しましょう!
開業届は開業してから地域によって異なりますが、大体1ヶ月以内にだすものとされています(東京都の場合は、事業の開始の日から15日以内に申告をお願いします、と記載があります)
罰則などがあるわけではないので、これを出さなければ仕事ができないというわけではありませんが、先述の青色申告などをしていくことを考えると、出しておいた方がいいものと考えてます。
給与をもらいながら、個人開業をしてもいいの?
A.いいんです。
細かいことを言い出すとキリがないので割愛しますが、確定申告の時に給与の分と、事業所得の分は別々に分けて書くとかありますが、結論から言えば基本的に問題はないでしょう。
ただ、常勤の職がある方は雇用されている機関の副業に関する規定については確認をしておいた方がいいと思います。
非常勤の場合は、そもそも掛け持ちの方が多いと思いますが。
副業・兼業については、以下のように厚労省も働き方改革に関連して、普及促進を図っているので、副業禁止の場合も今後そこが解禁される可能性もあるかと思います。
クリニックなどに勤めている場合は、労働に関する雇用条件などが曖昧な場合もあるのですが、院長の理解などがあると副業しつつで活動している人も周りにいます。理解がないと、、、、(察し
非常勤で掛け持ちというと、ネガティブな印象もありますが、様々な領域や職場で支援ができるこの形態は個人的には結構気に入っていたりします。
もちろん、安定性というもので欠ける面があったり、金額が大きいローンの場合に社会的な信用が低かったりするなど悩ましい面があるのも事実ではありますが・・。
心理職に捨てるところナシ、と思っていますが、ある職場での経験が別の職場でも活きることも少なくないので、そうやって自分の支援の幅が広げられるのは、最終的にはクライアントの利益になる部分もあるのではないかなと思って仕事をしています。
とは言っても、自分の生活が崩れていいとは言えないので、こうやってあの手この手を考えて生き延びるわけです。
前回、お金がないからだよ!って言いましたが、
決してネガティブな意味だけではなく、お金のことをよく考え、使える制度を活用したり、生活を考えることは非常に前向きでもあると思うんですよね。
案外、安定した給料で常勤で生活しているとお金のことを知らなかったりすることも多いみたいですしね。
なので、前向きにお金のことを考えていくことを大事にしたいと思っています。
ちなみに、前回も少し触れたんですけど、働いた対価にお金をもらうって色々あるんですよね。給与と雑所得と事業所得と意味合いが全然変わってくるんですけど、当時の僕はまったくよくわかりませんでした。
次回は、この辺の収入と所得について書いてみようかと思います(突然の予告)
名称・屋号について
自分のサインを練習したり、自分の会社の名前を妄想してみることって、一度はありませんか?
気に入った単語があったりすると、それを使って自分の会社の名前にしようとかたまに考えることはありました。
僕はtwo-halfという屋号をつけました(引用しない)
この単語に出逢ったのは中学の頃でした。
2人称(=you)と3人称(=they,he,she)の間という意味ですね。2.5人称。
目の前の身近な存在である2人称の視点、これは親身でもあるが、時に感情的に物事を見失う可能性もある。一方で、3人称は客観的な視点で合理的に物事を考える視点、でも、それだけでは時に冷たく映る場合もある。
そこで、この両方の視点を持った距離感で仕事をしていくことを大事にしたい、そんな思いからつけた名前でした。
・・普段、この屋号で何かを話すことがないので、非常に恥ずかしい(照
みなさんも、いろいろな想いで屋号を付けているのではないでしょうか。
みんなの屋号
周りの人の屋号?ホームページ?を色々みてきました。
この1年くらい、よくご一緒させてもらっている臨床心理士の徳田さんが代表を務める対人支援職向け団体 Assembleさん。
一人では実施困難な課題にも、様々な人が集まり組み合わされることで実施可能になる、そんなことを思い、「Assemble」と名付けました。
先日、臨床心理士喋れディオでもご一緒した志乃さんが代表を務めるウェルビーイングのためのカウンセリングルームLe:selfさん。
Le:self はご利用になる皆様が、自分に合った気軽なこころのケアにアクセスでき、上のような自分の幸せについて再度考え直し、ライフをより良く生きていくことをサポートする場所です。
オンラインカウンセリングルームの提供に向けて活動をしている高田さんが代表を務める株式会社Omamoriさん。
Omamoriさんは今年後半には、何か面白いことがあるかも?
誰もが気軽に悩みを相談し、自分の感情を常にケアできる社会を創ります。
いつ・どんな時も・どこでも・誰でも、悩みを相談・解決できるオンラインカウンセリングルーム「Omamori」を提供し、日本から世の中の感情を豊かにしていきます。
他にもいろいろな人を紹介したかったんですが、こちらも臨床心理士喋れディオでご一緒したミドリとジブリを愛するむらっちが代表を務めるMOSSの由来を見つけられなくて中断しました(笑)
心理系学生向けに、現役心理職から話を聞くイベントなどもしていて、MOSSの今後の活動も楽しみにしているんですよね。
そんなこんなで(雑)、みなさんの想いがいろんな形で詰まっているのが屋号ですよね。由来を読んだりするの好きなんですよね。
これから開業をしたいと思う人は、今のうちからぜひ屋号を何にしようかを考えておくと良いと思いますよ。
まとめ
長くなりましたが、一番大事な開業の仕方は、
開業後期限内に、事業所の納税地の税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出する、です。
ぶっちゃけ1日で終わります。
ちなみに、青色申告を始めたい人は、この手続きも合わせて行うことがオススメです。
その話は、また今度(疲れちゃった)
あと2日過ぎたら6月が終わりとかびっくりじゃないですか?
個人的には本当にあっという間の6月でした。
自粛明けで仕事が出勤になるものも増えつつ、在宅もありつつで、
混在したのがなかなかしんどかった1ヶ月だったように思います。
昨日、マッサージに行ったんですけど、途中で寝てしまって、
なんかもったいない気がしている、なた。@臨床心理士でした。
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※本noteは、色々割愛している面もありますし、税の専門家ではないので、ツッコミどころは多いと思いますが、あくまで個人の経験noteと思ってください。でも、間違っているところなどあれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。内容をよくしていくツッコミ大歓迎です。
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