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自己紹介(SV用)

2021年4月5日更新

J-Supe!用 自己紹介

基本情報

中村洸太(なかむら こうた) Kota NAKAMURA,Ph.D.

博士(ヒューマン・ケア科学)

資格

臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラー、教員免許(英語)

経歴

大学院修士課程修了後、心療内科・精神科クリニックや大学病院勤務(高次脳機能検査)などを経て、現職。

現在は(1)スクールカウンセラー(2)産業領域(外部EAP)(3)大学の相談室(4)大学・大学院にて非常勤講師などを主なルーティンとしています。

それ以外に、福島での震災支援、オンラインカウンセリング(遠隔心理支援)、L/G/B/T/Qなどの性的マイノリティのメンタルヘルスなどに関わっています。

オンラインカウンセリングについて
オンライン臨床は「臨床」になれるのだろうかという問い(金子書房)
【オンラインカウンセリング】効果や活用ポイントを臨床心理士に教えてもらいました(RE_ME)

最近の関心や学び

S.E(ソマティック・エクスペリエンス)

M.I(動機づけ面接)

ACT(Acceptance and Commitment Therapy)

EFT(Emotion Focused Therapy)

スーパーバイズ(SV)歴やオリエンテーション

初期は、認知行動療法や論理療法などをベースとしたケース展開について学び、途中からは、専門領域によるSVを受けることが中心となりました。その後、慶応系の精神分析のSVor(スーパーバイザー)から精神分析をベースとしたSVを受けています。

明確なオリエンテーションはありませんが、色々な技法を学びながら広く吸収してみたい気持ちはあります(最近の関心は上記)

セラピーよりは、ケアよりな関わりが好きで、それは以下の興味にもつながるかなと思います。サポーティブな心理療法や環境調整、外部機関との連携などが好きではあります。

専門領域や職域

組織と組織に属する個人」への支援に興味があり、クライエントだけではなく、そのクライエントを取り巻く環境や組織への働きかけや連携などを行いながらの心理的活動を行うことが関心あります。組織は家族やコミュニティ、社会に置き換えることも広義ではできるかと考えています。

あまり関係のない領域で色々働いていると言われがちですが、学校や企業は「組織と個人」という色が濃い点で結構共通しているものと思います。

スクールカウンセラー

小学校、中学校、高等学校それぞれで勤務をして、同じ「学校」というくくりでも全然違うことを強く感じています。

学校は「小さな世界」で、その中での特有さがある空間だと思っています。

たまたま地域や出生年などのタイミングで揃った人たちと集団を形成する中で、そこに適応しないことが、脱線する・落ちこぼれるような文脈で語られるところがありますが、その集団への適応が難しいだけで、落ちこぼれることを判断されてしまうのは怖いもので、学校という中でのマイノリティ性に対して「教員じゃない大人」としていることでできるケアがあるのではないかなというところを考えています。

産業領域

産業領域では、EAPスーパーバイザーとして、臨床、研修、育成などに携わっています。企業等に属する労働者の個人の支援としては、職場の人間関係や、過重労働、休・復職、ハラスメント、仕事のパフォーマンス向上などから、プライベートの対人関係や、親子関係、パートナー関係、介護や育児の相談など多岐にわたります。

また、従業員個人だけではなく、ラインケアとして管理職による部下の相談や管理職自身のリーダーシップやパフォーマンス達成など、コンサルテーションやコーチングのような関わりもあります。

その他、企業の従業員向けの研修の実施などもあります。

著書

メールカウンセリングの技法と実際(共著編、川島書店)」

メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、Ⅲ種テキスト&問題集(共著者、翔泳社)」

心理教科書 公認心理師完全合格テキスト

心理教科書 完全合格問題集

心理教科書 要点ブック(各共著、翔泳社)」

ココロにまいにちイイコト(翔泳社)」など

スーパービジョンについて

私の専門は主に心理学になりますので、公認心理師(Gルートも歓迎)や臨床心理士、心理学を学ぶ学生などは何かお役に立ちやすいかもしれません。

それ以外の方でも、心理学に関心があれば、遠慮なくご連絡ください。必ずお受けできるとは断言できませんが、一度検討させていただければと思います。

また、カウンセリングのことに限らず、働き方のこと(開業届けの書き方とか、青色申告のことなど)など、中堅と呼ばれるちょっと上の世代(ちょっとね)に聞いてみたいことなどありましたら、単発でお声がけくださっても問題ありません。ちょっとした相談でも大丈夫です。

開業や働き方など
・心理職の開業届の話
・心理職の青色申告の話
心理職の労働組合


心理職のキャリア相談なども最近少し増えているので、そういうご相談についても歓迎です。

実施の方法は、2021年の現時点としてはオンラインが中心かなと考えています。東京近郊の方であれば、感染対策を行なった上で対面でも可能です(新宿あたりが便利そう)お互いに無理のない形で実施できればと思います。

スーパーバイズの実施の仕方

初回の時には、お互いの専門性やニーズの確認、実施方法、支払い方法など全体的なことをお話しできればと思っています。

2回目以降は実際のSVになっていくと思いますが、ケースについてのSVは、資料をご準備いただいても、口頭でも構いません。

私の経験として、ケースを自分なりに見立てて、発表資料にまとめることで身に付く力もあったと思っています。言語化していく作業ですね。

ただ、一方で正直忙しい中で資料をまとめるのが億劫でもある、という気持ちも非常にわかります。口頭は口頭で、その場で、自分の中での気づきを持ちながら話していくことでの意義があると思っております。

その辺りの実施の仕方は、SVの目的によってデザインできればと思っています。

また、私の経験として、SVを受けている間には「なるほど・・」と思いつつも、「あれ、じゃあ、どうしたらいんだろう」みたいに戸惑うことも体験としてありました。それは未熟な面も多々にあったのですが、日常の業務として「どうするのがいいのだろうか」が見えるような「機能的なSV」というものも大事にしたいと考えています。

日々の記録のまとめ方や、外部機関へのリファーの仕方、何をアセスメントするのか、どのように治療目標を立てるのか、など。

スーパーバイジーのキャリア歴、専門領域、ニーズなどを総合的に考えながら、フィットした形でのSVができたらと考えています。

所属学会など

NPO法人日本オンラインカウンセリング協会 理事

一般社団法人日本臨床心理士会

一般社団法人 日本心理臨床学会

日本精神衛生学会

日本学生相談学会

GID(性同一性障害)学会

保険医療行動科学会

一般社団法人 東京公認心理師協会

一般社団法人 日本未病システム学会

一般社団法人 産業精神保健学会

一般社団法人 日本公認心理師協会

一般社団法人 公認心理師の会

日本産業ストレス学会

日本個人心理学

主な学会発表

・中村洸太, 瀬戸山聡子,渋谷英雄,藤井奈津子,守澤匡平,五百蔵真由(2021),ハラスメント加害者への再発予防支援の実践報告-人事担当との連携を踏まえた取組について,2021年2月12日,第27回日本産業精神保健学会
・中村洸太(2020),LINEを用いた非即時型の相談における枠組の重要性に関する考察,2020年9月8日,日本心理学会​第84回大会
・瀬戸山聡子,渋谷英雄,藤井奈津子,中村洸太(2019),職場のハラスメント加害者への短期問題解決コーチングの構造化(2) ,2019年11月30日,第27回日本産業ストレス学会,大阪府
・中村洸太(2019),性的マイノリティの経験や認知による精神的健康の差,第38回日本心理臨床学会,2019年6月10日,神奈川県横浜市
・中村洸太(2017),性自認に基づいた制服の着用を希望する生徒への関わり-高等学校におけるスクールカウンセラーによるコンサルテーションの考察-,第36回日本心理臨床学会,2017年11月19日-21日,神奈川県横浜市
・中村洸太,橋本佐由理(2017),日本におけるセクシュアルマイノリティの精神的健康について,第24回未病システム学会,2017年11月4日,5日,神奈川県横浜市
・中村洸太,橋本佐由理(2017),日本におけるセクシュアルマイノリティのウェルビーイングに関する研究,第32回日本保険医療行動科学会,2017年6月17日18日,千葉県鴨川市
・中村洸太(2016),セクシュアルマイノリティのメンタルヘルス研究-メンタルヘルスへの支援介入モデルの検討-日本精神衛生学会第32回学会大会2016年12月9日-11日,東京都千代田区
・永田有希子,田木美代子,中村洸太,早川東作,大学ハラスメント相談室の限界と効用,日本精神衛生学会第32回学会大会2016年12月9日-11日,東京都千代田区
・中村洸太(2016) 高等学校におけるスクールカウンセリングの実践-高校生の意識調査と全員面接実施からのコンサルテーションの考察-,日本心理臨床学会第35回秋季大会9月4日-7日,神奈川県横浜市
・中村洸太,橋本佐由理(2016)日本におけるセクシュアルマイノリティのメンタルヘルス研究-メンタルヘルス改善のための介入可能性-,第31回保健医療行動科学会,2016年6月25日-26日,北海道札幌市
・中村洸太.(2015) 高等学校におけるスクールカウンセリングの実践-全員面接の実施やその後のフォローアップなどについての考察-,日本心理臨床学会 第34回秋季大会,2015年9月19日‐21日,兵庫県神戸市
・坂井一史,坊隆史,日高崇博,重田淳吾,中村洸太.(2015) 外部EAP機関の相談サービスの質の向上を目指して-EAP業務と事例性-,日本心理臨床学会 第34回秋季大会,2015年9月19日‐21日,兵庫県神戸市
・瀬戸山聡子,藤井奈津子,中村洸太,庄田直美,渋谷英雄,市川佳居.(2015) EAPにおけるチャットチャネルの利用可能性-受付およびカウンセリングでの活用-,第22回日本産業精神保健学会,2015年6月26日-27日,東京都千代田区
・中村洸太,早川東作,中野良吾,澁澤梨絵,田木美代子,露木隆之,岩井美代子,永田有紀子,木村真依子.(2014) 2006年ハラスメント相談室立ち上げから7年間の運営の変遷,日本精神衛生学会第30回北海道大会,2014年10月31日-11月2日,北海道札幌市
・渋谷英雄,加藤千恵子,菅原徹,中村洸太.(2014) 情報心理ツールの発達と臨床心理学-激変する情報ツールとコミュニケーションへの課題-.日本心理臨床学会 第33回秋季大会,2014年8月23日-26日,神奈川県横浜市
・渋谷英雄,伊集院清一,加藤千恵子,中村洸太,木村慧心.(2013) 臨床心理と情報リテラシー、そして新たな芸術療法の可能性~人のこころはコンピュータとどう関わり影響し合うのか~ ,日本心理臨床学会 第32回秋季大会,2013年8月25日-28日,神奈川県横浜市

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