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わたし、公告を待つ - 【所有者不明土地管理制度をやってみた?!】

所有者不明土地管理命令の次のステップは公告になります。

公告とは官報に「所有者不明土地管理命令に関する異議の催告」という文面を掲載することです。

公に発表することによって、もし後になって所有者不明土地の持ち主が出てきたとしても、「これは、この期間中に申し出てねって言ったよね。今更遅いよね」という体裁をつくると言ってもいいかもしれません。

ではその期間というのがどのくらいかというと、ガイドラインには1ヶ月以上と書いてあったので、まぁ1ヶ月だろうと思っていたのですが、裁判所の判断は2ヶ月とのこと。おそらく事例も少ない中で、わざわざミニマムの期間にするようなリスクを取らないことは理解はできるのですが、一方でこのような事例が前例となって、2ヶ月の公告がスタンダードになってしまう可能性も否定できません。

できれば、その内容、つまり所有者不明土地管理命令に異議を唱えそうかどうかの確率によって、公告期間を短くしてもらえると、より効率的、合理的な制度になるのかなとは思いました。

いずれにせよ、公告の掲載ということですが、裁判所が文面を作って、官報に掲載依頼を出すので、お盆明けになるとのことです。

そうです。お盆です。

8月に入ってしまったので、お盆という、これまたスケジュールを送らせてしまう要素が入り込んでしまったのです。

まぁ、日本全体の習慣でもあるので、こればっかりはどうしようもないので、事務官の方には、無駄とも思いつつ、「なるはやで」とお願いすることしかできませんでした。

さて、そのお盆もつつがなく終了し、晴れて官報掲載がされるはずです。

裁判所に、いつ頃の掲載になるのかとはやる気持ちを抑えながら電話をすると、事務官の方から「文面のミスがわかったので、もう少し時間がかかります」とのこと・・・・。

・・・。

・・・。

・・・。

ミスで遅れるのはお願いだからやめていただきたいものです・・・。

とはいえ、こちらでできることは何もないので、待つしかありません。

結局、8月終盤に官報への掲載依頼が裁判所から出されて、官報に掲載されたのは9月の初旬ということになりました。

ここから2ヶ月なので10月の後半までは、所有者不明土地管理制度としては、じっと待ちの姿勢です。

うーん、長い。

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