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わたし、東京地方裁判所から振り込まれる - 【所有者不明土地管理制度をやってみた?!】(延長戦)

 切手のやり取りから数日後、口座に「歳出金 トウキヨウチサイG」という摘要で、219,576円の入金がありました。

歳出金と書かれると、なんとなく公的機関からお金をもらえた(?)気がしてちょっとウキウキしますが、よく考えると元々私が予納したお金です。

歳出金ではなく、返還とか返却とかにして欲しいなと思ったりしますが、まぁどうでもいい話です。

これはおそらく保管金の使わなかったお金の返還(還付?)だと思われます。

230,000円の予納に対して、219,576円の還付。差額は10,424円。

確か、保管金は所有者不明土地管理人の報酬などに使われると聞いていましたので、差額は管理人をされた弁護士さんへの支払いなのでしょう。

しかし、10,424円。

ちょっと意外なぐらい安いです。

はじめ、管理人には弁護士さんがなると聞いていたので、下手をすると保管金だけでは足らなくなるのじゃないかとビクビクしていましたが、想定よりも良心価格!というよりは安すぎるぐらいです。

所有者不明土地管理制度にかかった費用を考えると、調査するために色々と取得した履歴事項全部証明書や、あちこち訪ね歩いた交通費を除くと、

・裁判所への申し立て費用 1筆1,000円
・切手代 まだ戻ってきてないですが、おそらく数百円から1,000円
・管理人報酬 10,424円

合わせて20,000円未満です。

今回は、最終的に持分取得をしたのでその代金として30万円と、所有権移転の登記費用、その手続きを行ってもらった行政書士さんへの報酬がかかっていますが、これは土地売買に伴う費用なので、所有者不明土地管理制度とは関係ないと考えると、びっくりな金額です。

申し立てに弁護士を使っていないという特殊事情もあるとは思いますが、裁判という行政サービスは、コスト的にはめちゃくちゃ良心的だということを知りました。(スピードは・・・)

ちょうど、その日の夕方に「東京地方裁判所」と毛筆風フォントで記載がされた封筒が届きました。

本当に、10,424円が管理報酬なのか興味があったので、明細を確かめようとその封筒を開けて中を見てみると・・・

切手かいっ!


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