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わたし、中古アパートの内見をする - 【所有者不明土地管理制度をやってみた?!】

新しい不動産屋さんからは、物件資料が散発的に届きます。どうやら物件の管理会社のレスポンスが悪く、ちゃんと資料を送ってくれてないようです。

不動産業界だと、町の不動産屋さんみたいなところでは、いまだにFAX&電話オンリーみたいなところもなくはないので、そんなこともあるだろうと思っていたら、内見の前日に、他者から1件申し込みが入っているとのこと。

それでも、内見しますか?とのことでしたが、スペック的には興味深いものでしたので、内見させてもらうことにしました。

3月後半の内見当日、不動産屋さんと現地集合して、さっそく物件を見ていきます。

再建築不可の要因は、どうやら未接道のようで、物件は道路から少し奥まったところにありました。その道路から物件までは、幅員も2mもない雑草の生えた土むき出しの道で繋がっており、前日の雨により、すっかりぬかるんでしまっています。

中古アパートという形で販売はされていましたが、実際には1階1戸、2階1戸の長屋というか、二世帯住宅のような造りの物件です。

まずは1階に入ってみましたが、かなり昭和感満載です。

しかも、ぼろぼろ。

古い建物な上に、前の住人が退去した後に手を入れた様子はなく、かなりリフォームが必要な状況です。

つづく2階への階段は、かなり狭く、傾いているような状況で、民泊の普段使いとしてはありえない状況です。

恐る恐るその階段をのぼって2階の住居に入ってみると、あらビックリ。意外に綺麗でかなり気持ちが前向きになりました。

不動産屋さんと別れたのち、(物件資料がほとんど届いていなかったので)登記情報など自分で取得できるものは一通り自分で集めてみると、

・やはり物件は接道していない
・物件から道に出るためには、雑草むき出しの道、いわゆる通路を通るしかない
・通路は5名の共有持分になっている
・現在の物件所有者は通路の持分を持っていない

ということがわかりました。いわゆる袋地です。

なぜこの物件がこのような価格付けになっているのかも、だんだんとわかってきました。

不動産屋さんに、ライフラインの接続がどうなっているのか、資料のお願いをしたところ、逆に「1番手の買付は満額ではあるものの、融資ありで、最近は申込者からの連絡が滞っている」との情報をいただきました。

物件的にはかなりクセが強いのですが、チャレンジしてみる価値はありそうです。

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