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鈴木涼美×上野千鶴子〜令和No.1になると予感した本

令和のマイベストブックを見付けました👁️✨

これ程までに内容の濃い、知らない世界を教えてくれる刻名に記された本に出会ったことがありません。

著者のお一人である上野千鶴子さんが、書かれているように、『この本は、鈴木涼美さんと二人の共著ですが、編集者も含めた三人の共著と言える』とあり、本当にそうだろうな、引き出す方がいらっしゃらなければ、いくら文才あり多岐に渡るご経歴とご経験・体験をお持ちでも文章として、文通(往復書簡)形式で紡ぎ出されることはなかったであろうと、私も思いました。

対談ではなく、一年間かつ長文のお手紙交換だからこそ。

全ての日本人に読んでもらいたい‼️が、現実的には男性は途中で嫌になっちゃうだろうな…と推察します、笑。若しくは、そもそも手に取ろうとしないか。

女性は、嫌な思いをしたことがなくても、何らかの被害に遭ったことがなくとも、無自覚、無意識、自身の潜在的感覚に向き合いたい方、何と無く気になると言う全ての方へ激しくオススメします。

勿論、涼美さんと同様のご経験がある方にも。

私自身、大企業の2社で天井階勤務の経験し、またセクハラ被害等未経験であり、鈴木さんが選択された様な世界に接点等を持つことなく、今まで生きて来ましたが、共感する部分や考えさせられる箇所、社会構造上であったり、人間の深い難しい部分、人災等々散りばめられているのでは?!との感覚を覚え、引き込まれ、発見や気付きが沢山ありました。

因みに職場等で男性陣(基本的には男社会におり、男性と対等に働くスタンス)には、いつも恵まれています。過去も現在も周辺者には紳士的な対応者しかいません。よって、男性には絶望するシチュエーションではなく、寧ろ、感謝することが多いです。

嘗ての職場では、役員(~副社長)との宿泊あり全国出張をしていましたが(最低人数構成:男性の場合3名で、上席が女性の時は2名)当然、何事もありませんでした。(宿泊先は自分で気に入ったホテルを選択可能、よって同行者とはいつも別を指定)

訪問先の地方では、先方トップ層(経営陣)との少人数会食での同席も何度か経験しました。毎回各地5・6人で。引いてしまうような変なお店でもなく(笑)カジュアル目?な料亭(超高級料亭ではないが、安くはない女将もいる様な所)でした。

と言う訳で、全く被りもカスリもない私が何故か共感しまくり、興味関心を持って一言一句、読み通したくなると言う謎のシチュエーションに陥る点がこの本の凄さだと思うのです❕

話は戻りますが、千鶴子さんのことは、ファンであり、長い間、好きな作家さんです。生トークが聴きたく、有料セミナーへ参加したことがあります。

その時のテーマ(日本での初期フェミ活動開始当初のキーパーソン5人位の動きみたいな話や映像)自体にはあまり興味を持てなかったのですが、彼女から影響を受けたことや共感ポイントが多々あるので行きました。

涼美さんは、本書で初めて知ったのですが、元日経記者とのことで、流石その超越した文章構成力と言葉選びの巧みさに映像が浮かび上がる感覚が何度も。

私の評価と感想詳細は、ブクログにて。

『往復書簡 限界から始まる』 上野千鶴子 #ブクログ


#まったねー 💫


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