2月25日、誕生花は青年の木【#誕生花短歌】

詠みます。

　施しは不要とばかり
　ヨシュアの木
　風に誘われ供に見る空

解説。

　2月25日の誕生花のひとつ、ユッカ。
　北アメリカ大陸から中央アメリカを原産とする、リュウゼツラン科イトラン属（あるいはユッカ属）の低木で、観葉植物として知られる植物です。
　ただし、中には樹高10メートルを超すものもあるとのこと。

　ユッカという名前は、初期にカリブ諸島でユカ（ = "Yuca"）と呼ばれるキャッサバと混同したために付けられた名前だそうです。

　春と秋に、先が鋭く尖って放射状にぴんと立って茂った葉の間からまっすぐ伸びた長い花茎に、大きなベル形の黄白色の花がたくさんぶらさがって咲きます。
　葉の特徴から多くの種の通称に銃剣（bayonet）、短剣（dagger）、剣（Sword）、針（needle）等と名付けられています。

　ユッカ（もしくは「青年の木」）の名前で流通しているものはユッカ・ギガンティアという種類になります。
　このユッカ属、種類によって和名が様々で、たとえば「千寿蘭」、「糸蘭」、「厚葉君が代蘭」などがあります。
　ちなみに、今回の歌に詠み込んだ「ヨシュアの木」というのは、アメリカ・カリフォルニア州のジョシュア･ツリー国立公園などに立つ "Yucca brevifolia" という種を指します。
　モハーヴェ砂漠の標高400-1800mで生育しており、特にこジョシュア・ツリー国立公園はその名が示すように多くのジョシュア・ツリーが見られます。
「ジョシュア・ツリー」の名前の由来は当地にたどり着いたモルモン教徒が聖書のヨシュアが天を仰ぐ姿に因んで名付けたものだろうです。

　ユッカの花言葉は「颯爽とした」「勇壮」「偉大」「私に近付かないで」など。

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