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2月23日、誕生花は虞美人草【#誕生花短歌】

詠みます。

 白雪に凍えているか
 晩冬の風は狭間を駆け抜けるだけ


解説。

 2月23日の誕生花のひとつ、ポピー
 ケシ科ケシ属の一年草です。

 モルヒネの原料、すなわちアヘンが採れるケシもポピーと呼ばれることがありますが、今日のネタはそちらではなく、ヒナゲシの方です。
 ——あしからず(何が)。
 見分けるポイントとしては、ケシとは毛がないところと、葉に深い切れ込みがない点があります。
 もしご自宅のポピーに毛があったりしたら、まぁ、そのときはがんばってください。

 ヒナゲシ。
 漢字で書くと雛芥子、あるいは雛罌粟と書かれます。
 漢名では虞美人草《ぐびじんそう》ですが、これは楚の武将・項羽の愛人である虞美人が、項羽が漢の劉邦の大軍に包囲され死の戦いに出陣したとき、そのあとを追って自害したといわれ、彼女の墓からこの花が咲いたという伝説にちなみます。
 コクリコと呼ぶのはフランス。
 これは「小さな雄鶏」の意味であり、これは雄鶏のトサカのように赤いことが語源です。
 さらに、英語圏ではシャーレイポピーとも呼ばれます。

 属名 "Papaver" は、ラテン語で「お粥」を意味する "papa" が語源となり、幼児を眠らせるためお粥に催眠作用のあるケシ属の乳汁を加えていたことに由来します。

 ポピーの花言葉は「慰め」「労り」「眠り」「恋の予感」「感謝」など。「慰め」は、ギリシア神話で豊穣の神デメテルがこの花を摘んで自らの心をなぐさめたことに由来するといわれます。
「眠り」「感謝」の花言葉は、眠りの神ソムアヌがデメテルの苦しみを軽くするためにケシの花で彼女を眠らせたという伝説にちなむともいわれます。

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