9月20日、誕生花は藪蘭 【#誕生花短歌】
どもです、御子柴です。
解説。
9月20日の誕生花のひとつ、ヤブラン。
薮に生えて、その葉がランの葉に似ていることに由来する名前です。
……こうなると、ランとは無関係の植物か? となりそうなのがこの誕生花短歌シリーズですが、ヤブランはキジカクシ目キジカクシ科ヤブラン属。ランはキジカクシ目ラン科なので、そこまで無関係ではないもようです。
どちらかと言えば、ヤブランはスズランに近そうです。
いくつか地方特有の呼ばれ方も有しています。
たとえば、テッポウダマ(福島県)、ネコノメ(新潟県)ジャガヒゲ(岐阜県)、インノシポ(鹿児島県)などがあります。
根っこの肥大した部分は薬に使われることもあり、漢方では滋養強壮、のどの腫れ、せきを鎮める鎮咳の目的で処方、配剤されるとのこと。
そんなヤブラン、花言葉は「隠された心」、「忍耐」。
葉の間に隠れるようにして咲くひかえめな花姿にちなむ「隠された心」。
そして耐寒性、耐暑性が強く、日陰でも丈夫に育つことに由来する「忍耐」とのこと。
詠みます。
秋風が 面影連れた
離れ見る君の代わりは いずこにも無し
――耐え忍ぶような恋心。
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