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2月9日、誕生花は金盞花【#誕生花短歌】

詠みます。

 張り裂けて開かぬままの金盞花
 取り残された想い 逝き場は

解説。

 2月9日の誕生花のひとつ、キンセンカ
 南ヨーロッパ、地中海沿岸を原産とする、キク科カレンデュラ属の一年草もしくは多年草です。

 和名の「金盞花《きんせんか》」は、花が黄金色で盞《さかずき》のような形をしていることに由来するともいわれます。
 学名は "Calendula(カレンデュラ)" ですが、この由来はラテン語で「短い暦」「小さな時計」を意味するラテン語の "calendae" で、こちらも花の形が由来ではないかと思われます。

 日本では観賞用として花壇などに植えられることが多いですが、原産地付近のヨーロッパにおいてキンセンカの原種はハーブの1つに数えられ、エディブル・フラワー、つまり食用の花として使われます。
 キンセンカの軟膏は火傷からにきびまで幅広い皮膚のトラブルの治療薬になると考えられているとか。

 キンセンカの花言葉は「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」「失望」などです。
 キンセンカの花言葉の由来はギリシャ神話です。
 水の精・クリティが太陽神アポロンに恋をしました。しかし、アポロンとレウコトエ王女が恋仲にあり、それをねたんだクリティが王女の父に密告してしまいます。
 これに怒った王は娘のレウコトエを生き埋めにしてしまいました。
 自分の行ないを恥じたクリティは、9日間地面に座ったまま空をすぎるアポロンをみつめていると、やがてキンセンカに姿を変えてしまった――。
 そんなストーリーに基づく物だと言われます。

 ハッピーな印象を与えることが多い黄色ですが、黄色い花の花言葉は得てしてこのように不吉だったり悲嘆に暮れるものばかりです。

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