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5月26日、誕生花は橄欖【#誕生花短歌】

詠みます。

 息絶えり
 知恵の木の実を狩りつくし
 すべて滅びた後の平和か

解説。

 ――この発想は、我ながらひねくれすぎだと思った。

 5月26日の誕生花のひとつ、オリーブ
 小アジア(アナトリア半島付近)を原産とする、モクセイ科オリーブ属の常緑高木です。
 その実からは、非常に高所から垂らすシーンが印象深い食用油が取れることでも有名ですね。

 学名 "Olea"(オレア) は、そのものズバリ、ラテン語で「オリーブの木と実」を意味するといわれます。あまり見かけないタイプの由来かもしれません。

 日本語では基本的には英語やフランス語を音写した「オリーブ」と呼ばれますが、まれに「橄欖《かんらん》」と呼ばれることもあります。
 今回のタイトルにも採用していますが、実は「橄欖」は本来オリーブとは全く異なるカンラン科の常緑高木です。
 これは、オリーブに似た緑色の鉱物である「オリビン」を和訳する際に、まったく違う樹木である橄欖の文字を誤って当てて「橄欖石《かんらんせき》」と名づけてしまい、そのまま植物のほうも同様に誤字が流布してしまった結果であるという説があります。

 オリーブの花言葉は「平和」「知恵」など。
「平和」は、旧約聖書『創世記』のノアの方舟の物語に、「知恵」の花言葉は、ギリシア神話にて女神アテナがオリーブの木を植えたことに由来するといわれます。

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