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わたしは仕事ができないかもしれない

9ヶ月前くらいにぼそっと呟いてみた。

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「多分だけど」っていう出だしが、プライドの高さを感じるね笑
でも、予想外に反応があって「なんだ、私だけじゃないんだ」と思った。
他の人も同様に感じているのかもしれない。

なんでこんなことを急に書いてるかと言うと、私が一瞬だけ働いたギャラリーで働いているという人に偶然会ったから。私はそこを5日で逃げるようにして辞めたんだけど、その人は10日目とのことだった。

特に辞めるように促したわけじゃないけど、次の日にはオーナーと話して辞めていた。

26歳の1年は5回も仕事を辞めた。そのうち3つは逃げるようにして辞めた。
「いったい私にはなにが起こってるんだ」
とても情けなかったし、ちょっと自分にむかついた。どこでも働けるとたかをくくっていたけど、それは、今まで一緒に働いてくれた人達が、そう思わせてくれてただけだった。

自分はもっと賢いと思ってたし、もっと必要とされてると思ってた。

ロンドンに来て最初の2ヶ月は、何度か挫折のようなものを味わった。ギャラリーも辞めたし、飲食のアルバイトも1ヶ月も経たないうちに辞めてしまった。「あー何をやってんだー」って、かなり冴えない日々を過ごしてたな。
そんなこともあって、自分を慰めるためにもnoteを始めたんだった。

しいたけ占いでは、蟹座は4月仕事運がすごいって書いてあったのに。しいたけさんの嘘つき。。。でも、今働いているところの結果が4/30に来たから、ぎりぎり当たっていたことにしよう。

仕事に行きたくない。どうしたら合法的に?もっともらしい理由で辞められるか?そんなことばかり考えていた。
南のBrightonというところに移住しようかとも本気で考えた笑


いろいろ思うことがある
大人になったら新しい挑戦をしにくいのは、「自分ができない」という状況を受け入れがたいからかもしれない。

もしかしたら、私は人の表情を気にしすぎているのかもしれない。もしかしたら、ただ筋肉がちょっとピクって動いただけなのに、マイナスに捉えているのかもしれない。

でも、明らかに相手が失望しているのを感じると、もう再起不能になってしまうんだよな。


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(証明写真バラバラな所にしまうから、いつの間にかめちゃ溜まってた)

最初は好印象
多くの人がそうだと思うけど、最初はよく見せようと張り切るじゃん?ニコニコするじゃん?頑張ります!みたいに言うじゃん?
でも、そのうちにボロが出てきてしまう。というか、最初はできなくて当たり前だ。
「できないやつだ」というレッテルを貼られる、もしくは、そう感じると、もうその構造から抜け出すことができない。辛くなる一方だ。


怒られるのが怖い
そういうふうに言うと、「甘ったれたことを言ってんじゃねえ!」と言われてしまうかもしれないけど、本当にそうなんだ。
一度大きな声で怒られると、頭がボヤーっとしてしまって重くなって、頭と体が別々に切り離されてしまったみたいに、うまく運動神経が伝達されないから、なんか物にぶつかるし物を落とすし。うまく喋れなくなる。なんかみぞおちのあたりが変にピリピリする。一度うわーっと言われたことが何度もリピートされるし、しかもスローモーション。相手は切り替えの早い人かもしれない。でも私はそうじゃない。ずーっとそのことが頭から離れない。そうやっているうちに簡単なこともできなくなってしまう。それでまた自己嫌悪に陥るし、相手は失望する。この最悪なループ。


見られているのが怖い
See (みる、理解する)じゃなくてwatch(注意深く見る)。watchされていると認識すると、ひとつひとつの言動を見られてる感じがとてもプレッシャーに感じる。だから、研修期間がとても苦手だ。
少しのびのびとやらせてくれればいいのに。


何で怖いんだろう? ー 適応障害の疑いあり?
「怒られるのが怖い」ってネットで検索すると、「適応障害」という言葉に出くわした。チェックテストとかもやってみた。でもこういうのって、そのサイトに辿り着いた時点でほぼ「疑いあり」という結果になるようになっているし、被験者としてもそれを望んでいることが多い。自分から調べた割に、ちょっと冷めて結果を読んでたんだけども、こんなことを思っているのが自分1人じゃないことがわかっただけでも、ちょっとは楽になった。
あとは「繊細さん」やHSP(Highly Sensitive Person)という言葉もあるみたい。一度本を読んだけど、結構共感できることが多かったな。。。


怒られ慣れていない
正直、子どもの頃から優等生だった。ピアノも水泳も英会話も、習い事や勉強に関してはfast learnerだったと思う。運動神経も良かったから、マラソン大会でもずっと2位だった。(どうしても追い越せない子がいたけど)挫折もそんなに味わったことがなかった。何をしても、すっとできることが多かった。だからか、今までそんなに怒られることがなかった。
だから、この歳になって、今まで経験したことない感じでぶわーって言われると、あたかも人格を否定されてしまったみたいに感じてしまうのかも。

体育会系のコミュニティに属したことがないので、怒られるということに慣れていないし、無理して大人に気に入られるとかじゃなくて、ふつうにいい子枠だったので、怒られることがなかった。
よくバイトの面接とかでスポーツをしたことがありますか?と聞かれて、「スポーツしたことある=体力、忍耐力ある、礼儀正しい」と思ってるなら、なんてナンセンスな質問だと思ってたけど、その理論信者の集まりの特定のコミュニティにおいては必須条件なのかもしれない。

でも反論もしたい
例えばすごく威圧的な人に対して、「そんな感じにしてもこちらが萎縮してしまって効率悪くなるだけやん」と内心思ってしまう。仕事ができなくて申し訳ないということもあるけど。マネジメントするという観点からすると、あまり成功してないと思う。上に立つ者として、相手によってアプローチの仕方は変えなきゃいけないんじゃないかな。


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(写真のチョイスがちょっとポップすぎるかな)

私ならそんな言い方しないけどね
たとえば、仕事でいうと、自分が教えた経験があると「いや、その教え方じゃわからんし」とか思ってしまう。私は「自分は説明が下手だから、1回で伝えられないので、同じことでも何度も聞いてください」というようにしている。それは「前も言ったよね?」みたいに言われるのが理不尽だと感じたから。「あなた」の伝え方が100%正しいとは思わないし、同じ伝え方でも、タイミングや相手の理解のフェーズによっては伝わらないから。自分だったら、もう少しわかりやすく教えるし、新しい人は分からないできないのが前提だと思っているから。それに、私は完全に監視されて手取り足取りってよりも、ちょっと放置されてのびのびさせてくれた方が習得が早いタイプなのに、マネージャーなのにそんなことを把握できない「あなた」にも非があるのでは?と思ってしまう。

ま、言わないんだけどね。ていうか、言えない。

そう思うと、自分の成熟のフェーズと、その時に一緒に働く人のスタイルが合うって、なかなか難しいのかもしれない。いろんなひとたちをみてて、マネジメントをする時に「初心者向けの人」「ある程度慣れている人に向いている人」があるなーと思った。前者は相手のこと職場のこと全てを把握したい人。手取り足取り教えて欲しい人にはいいかも。後者は割と放任。でも、初めて働くには何も教えてくれなくて不安になるかもしれない。褒めるのが上手な人、威厳のある人。見てますよー的な人の方は表面ばかり見てたり、いつもあまり見てないみたいな人の方が私の深層心理をついていたり。でも、それも先輩Aと私のパーソナリティだけじゃなくて、成長フェーズも関係してるなと思う。


シンプルに耐えられなくなった
学生の時は、もっと嫌な環境でも耐えられていたなと思う。もう時効だと思うから言っちゃうんだけど、学生の時、人間関係がわりとやばいところで働いてた。本当は20分くらい前についてるのに、回り道をして向かっていた。チョコを食べたら動悸が収まると信じていたから、チョコを食べて気合いを入れて向かっていた。怯えながら黙ってなんとか1日を過ごしていた。でも、それが本当に良かったかはわからない。あの時は逃げるということを知らなかったし、助けを求める術を知らなかったから。
今では、意外と働いている大人たちは「飛ぶ」ことを知っているし(笑)、誰かに相談することによって解決できることもあるし、怒っている人がいつも正しいわけではないことを知っている。自分がその環境に合わなかったら距離を置くことも大事だと思うから、若かったあの頃よりもじっと耐えることをしなくなったのかも。


「私は仕事ができないのかもしれない」
こういう風に感じるとき、ほとんどは「相性が合わない」だけ。それは対人の場合もあるし業務内容の場合もある。本当にしがみついて頑張らなきゃいけないのか?もしそうじゃないなら早く逃げた方がいい。逃げるというとかなりネガティブだし、なんか「負けた」感じがしてちょっとムカつくから、「方向転換」「距離を置く」というべきかな。

急にこんなことを書き殴ったけど、今は本当に自由にのびのびやっているから安心して。

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(気分転換と思って、Gods Own Junkyardに来たけど、感情堪えきれなくてシクシク泣いてた。でもここはノイズがありまくるから、誰にも気づかれずにすんだと思う。次第にスッキリして写真撮りまくって満足。ロンドンのパワースポット。 )

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仕事からトボトボ帰ると、前の大家が飼ってた猫が癒してくれてたな。





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