塁~腰痛治療家のこだわり部屋~

理学療法士として、腰痛・肩こりなど痛みの治療を行ってきた経験から、痛みと関係すると言わ…

塁~腰痛治療家のこだわり部屋~

理学療法士として、腰痛・肩こりなど痛みの治療を行ってきた経験から、痛みと関係すると言われているストレスにどのように対応していくか日々探求。痛みの治療現場で蔑ろにされがちなストレス・心理的要因にフォーカスして、事例やポイントなどを執筆予定。

最近の記事

母親という仕事・母の月

【母の日】 いや今年は【母の月】と呼ぶようだ。 母の日、皆さんは何をプレゼントしたでしょうか? ただ、毎年【母の日】に思うことがある。 お母さんは、何を望んでいるのか? 最近の母親に関するニュースを見ると、 『おうち育児』などと可愛く表現されていますが、 実際は、 “在宅勤務の母親の子育てと仕事の両立による疲弊”や、 “家事疲れの母親” のニュースがあとを絶ちません。 これはこれで現実だろう。 母の日のプレゼントに母親は何を望んでいるかのアンケート結果をみると 贈る側は、

    • 新型コロナ社会における、自分の中のストレス

      最近、ずっと頭の中から離れない もやもやしている事がある。 それは、 ●いつまでもリモートにしない密集した議員会議 ●それでもテレワークを進める政府 ●全く討議になっていない総理での記者との質疑応答 ●いつまで経っても感染者数しか伝えなかった都知事 ●検査件数を増やします!全力で経済支援します!と、耳障りの良いコメントばかりで、何も変わらない現実 ●日本に比べ、アメリカや欧州、中国の方が色んな面で状況は悪いのに 「海外と比べ日本の対応は遅れている」と批判するメデ

      • 【50代女性の腰痛】の裏にある隠された要因🚪

        50代の女性で腰痛に悩む方々には、 ある特徴がある。 前投稿の60代女性と同様、 年齢的に考えて、 ホルモンバランスの影響や骨粗しょう症などを 考えるかもしれない。 整形外科でレントゲン検査などして 異常がない事がわかり、 自律神経失調症ですね、 と言われ、治療法がなく ドクターショッピングに走る人も少なくない。 西洋医学的な検査による原因探求に走ると こうなってしまいがち。 でも、そうではない見方がある。 それは、やはり 本人に聞くことだ。 何を聞くか? 最近の

        • 【60代女性の腰痛】の裏にある要因️~人生の分かれ道~

          60代の女性で腰痛に悩む方々には、 ある特徴がある。 年齢的に考えて、 ホルモンバランスの影響や骨粗しょう症などを 考えるかもしれない。 整形外科でレントゲン検査などして 異常がない事がわかり、 自律神経失調症ですね、 と言われ、治療法がなく ドクターショッピングに走る人も少なくない。 西洋医学的な検査による原因探求に走ると こうなってしまいがち。 でも、そうではない見方がある。 本人に聞くことだ。 何を聞くか? 最近の生活の変化である。 60代女性の 腰痛に悩

          怒りの感情【感情のコップ理論】〜痛みカウンセリング〜

          “腰痛などの体の痛み”と“感情”を関連させる文献や本などが散見される。 痛みの存在は、 感情の中でも、『怒り』の感情とリンクされられる事が多い。 専門的には、 “心身症”や“身体化徴候”と呼ばれる。 では、“怒り”とはどのように生じるのか? 怒りのコップ理論をというのを聞いた事があるだろうか? 人間の心には、感情のコップがある。 その中には不安や恐怖、心配事などが入っている。 そのコップが満杯になってしまうと 感情が溢れ出し 怒りの感情が生まれる。 よく怒る人と怒

          怒りの感情【感情のコップ理論】〜痛みカウンセリング〜

          【ストレス性腰痛】に対する医療現場での試み

          腰痛診療ガイドラインによると 腰痛の要因1つに、 ストレス(心理的要因)があげられている。 今、医療の現場でもストレス(心理的要因)に対する取り組みが少しずつ進んでいる。 それは、大きく分けて3つある。 ❶認知行動療法 →本人の痛みへの認知(考え方)・行動を問題として、それを修正していく方法 ❷心理教育 →“痛みのことばかり考えてしまう”“痛みを大袈裟に考えてしまう”など、と言った破局的思考 (反芻 拡大視 無力感)が悪いとされ、そうしないように教育・説得する方法

          【ストレス性腰痛】に対する医療現場での試み

          【コロナ離婚】と【腰痛】と【ストレッチ】の不思議な三角関係️

          最近、 よく聞く言葉のひとつ [コロナ離婚] コロナの影響で、 外出自粛やテレワークの増加など、 生活の変化により出現したと言われている現象 ポイントは、 [生活の変化によるストレス] 夫婦で一緒にいる時間が増えた事と 将来不安の背景が重なり 起きたのだろう。 と、 それはそれで、 なぜ[腰痛]と関係するのか?🤔 そう、 [腰痛]の要因の一つとして、 ガイドラインでも言われている一つが [ストレス](心理的要因) ストレスが痛みを感じやすくさせたり、 ストレス自体

          【コロナ離婚】と【腰痛】と【ストレッチ】の不思議な三角関係️

          腰痛とストレスは、腐れ縁❓

          病院にて、理学療法士とし 多くの世代の腰痛・肩こり治療に関わり、 はや12年。 腰痛・肩こりを引き起こす 体への負担の種類は様々 そして、職種や生活によってもそれは異なる。 様々な職種・生活がある中で、 共通している体への負担がある。 それは、“ストレス” である。 過剰・過小なストレスは、 高血圧や動脈硬化症など 様々な面で健康に良くない事は 知られていますが、 腰痛もその一つ。 腰痛ガイドラインにもこう記載がある。 ・腰痛の発症と遷延に心理社会的因子が関与し

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