【実店舗×EC】それぞれの職種と仕事内容の違いと共通点

販売員歴5年、主にマルイのメンズブランドで店長・SV経験あり、マルイアワード受賞経験あり、現在古着メディアECをBASEとnoteで運営しているアパレルECクリエイターのRuiです💡

実店舗・EC、どちらかしか経験していない方でも理解しやすいように、実店舗とECの共通している点を交えながら解説していきますね。

MD(マーチャンダイザー)は実店舗とECどちらも必ず必要になり違いがないので割愛しています。

※実店舗とECの職種と仕事内容の図解はGoogleドライブからも閲覧できます。


1.実店舗

実店舗

■マーケティング(集客)
→MDやデザイナーが作った商品のコンセプトを汲み取り、誰に販売するのか、どの地域で開店するか、開店予算はいくらでどんな内装にするのかを決める。

当てはまる職種:店舗開発
ECにあたる職種:Webマーケター(広告運用者)、SNS運用者(アカウントプランナー)

■販売
→お店にきたお客様に接客をして、レジの前まで連れてくること。

当てはまる職種:店長、副店長、3番手、4番手.......
ECにあたる職種:Webライター/セールスライター

■マネジメント
→店舗スタッフが快適かつ売上を上げてもらえるような店舗づくりをする。

当てはまる職種:エリアマネージャー(SV)、店長
ECにあたる職種:Webディレクター ※図解にはない

■デザイン
→お客様が快適に店内を回遊しやすくしたり、什器やマネキンを用いて商品がより魅力的に見えるよう売り場作りをする。

当てはまる職種:VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)
ECにあたる職種:Webデザイナー、コーダー、プログラマー

■作業
→ゴミ捨てや店内清掃、ストック整理、商品おたたみ、店間移動、電話応対、売上管理、シフト作成、予算管理などの付帯業務

当てはまる職種:店長、副店長、3番手、4番手.......
ECにあたる職種:事務、カスタマーサポート ※図解にはない

2.EC

画像2

■マーケティング(集客)
→MDやデザイナーが作った商品のコンセプトを汲み取り、誰に販売するのか、どのSNSをどう活用して集客するのか、どのモール(ZOZOTOWNやYahoo!ショッピングのことで、実店舗で言えばイオンなどのショッピングモールやアウトレット)に出店するのか、広告予算はいくらでどう配信するのかといった、売上を上げるための施策を計画して実行します。GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを用いたウェブ解析で、ECサイトが現状どうなっているのかを分析して改善策を見つけることもします。

当てはまる職種:Webマーケター(広告運用者)、SNS運用者(アカウントプランナー)
実店舗にあたる職種:店舗開発

■販売
→メルマガ配信や商品セールスポイントとなる文章を書く。広告文の作成やLP(ランディングページ)の文章作成も担当することもある。

当てはまる職種:Webライター/セールスライター
実店舗にあたる職種:店長、副店長、3番手、4番手.......

■マネジメント
→ECに携わるスタッフが快適かつ売上を上げてもらえるようなチーム作りとEC制作・運用をする。

当てはまる職種:Webディレクター ※図解にはない
実店舗にあたる職種:エリアマネージャー(SV)、店長

■デザイン
→BASEやShopifyなどのEC制作ツールを使い、ブランドコンセプトが伝わりやすかったり、お客様が商品をカートに入れて購入に至るまでの情報設計をしたり、そのためのロゴやヘッダー、バナーなどの画像制作もします。企業にもよりますが、プログラマーがHTML/CSS、JavaScriptなどで手の届かないところを編集して、よりお客さんが扱いやすいECサイトに近づかせます。

当てはまる職種:Webデザイナー、コーダー、プログラマー
実店舗にあたる職種:VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)

■作業
→商品配送や在庫管理、売上管理、顧客対応、商品の撮影・採寸、商品掲載、外部サービスのシステム運用など。

当てはまる職種:事務、カスタマーサポート ※図解にはない
実店舗にあたる職種:店長、副店長、3番手、4番手.......

まとめ

貴重な時間を割いて最後まで読んでいただきありがとうございます。

実店舗もECも、商品を販売するお店であることは同じです。

実店舗しか経験のない方は、ECサイト運用と聞いただけでハードルの高いイメージがあるためか嫌悪感を覚えるのもわかりますよ💦

ですが、仕組みと運用の流れと制作さえわかれば、あとはどう売上を上げるかに尽力するだけです💡

「いやいやそれが難しいんじゃねーか!」とおっしゃるのも無理ないですが、それは実店舗でも同じですし。

ECスタッフも実店舗スタッフも、目的は「ブランドを育てて継続すること」

違いは手段だけです。

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