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完全オンラインで行われる大学の授業形式のイメージ

大学の遠隔授業対応が話題に上がる中、母校で履修してきた授業を基に想像した。

座学形式の講義

母校でよく履修したのは座学形式の授業。完全オンラインでの授業になる場合、最も考えられるのはスライド配布。座学形式の講義でスライドを使う形式の授業なら、授業の全15回分の講義スライドを配布して、資料によってはスピーカーノートや本来ならば教室の講義で穴埋めする部分も一緒に載せて、レポートの提出や大学の学習支援システム(朝日ネット社の「manaba」など)*1を使ったオンラインでのテストを課す…というのを想像した。母校ではmanaba(ToyoNet-ACE)を使って授業資料のダウンロードやレポート提出、小テスト、授業を担当する教授や講師への質問を投稿するなどしていた記憶がある。これなら通信量や通信費を抑えられるのではないかと考えた。なお、この形式で単位取得が認められるのかどうかという点はまた別の問題だと思っている。

*1 学習支援システムの名称は大学によって異なる。
例えば、明治大学は「Oh-o! Meiji」、東京大学は「ITC-LMS」など。
参考資料
明治大学(2013年4月10日)『Oh-o! Meijiシステム(全学ポータル/教育支援システム)をフルリニューアルしました』
https://www.meiji.ac.jp/edu-info/info/2013/6t5h7p00000er6re.html, 2020年3月30日参照。
東大新聞オンライン(2019年7月1日)『連携強化目指すも難航 ITC-LMSとUTASの違いって?』
http://www.todaishimbun.org/itclms_utas20190701, 2020年3月30日参照。

例えば、「1回目から6回目までのスライドを読み、参考文献を用いながらレポートを提出する中間課題」とか、「全15回のスライドを見ながら、学習支援システムにある制限時間付き自由記述フォームの仕組みを使って回答する試験問題(=持ち込み可能型の試験)」など。

しかし、著作権の問題は自分の想像にはなかった。対面で行うために使う資料を配布するという形になるから著作権の問題は避けられると思ったが、違うのだろうか。

授業の中でグループワークを行う形式

授業中に指定されたテーマについて3人〜4人のグループに分かれて意見を出し合い発表するというような形式の授業をオンラインでどう行うのかは想像が付かない。

例えば、数十人の受講者がいるとある授業。その授業では授業中に3人〜4人のグループに分かれて話し合いをしてグループの中の意見をまとめて発表する時があるとする。
これを完全オンラインの中で行うと考えると、
・授業を担当する教授が開催するビデオ会議の利用
・教授がグループ分けを主導し、ビデオ会議を主催する学生(1人)とそれに参加する学生(2人〜3人)の組み合わせになる。一旦授業のビデオ会議を抜けて、別途ビデオ会議を開催して他の学生がそこへ参加して、意見をまとめ次第授業のビデオ会議へ戻る形式
…というのを考えた。

最も理想的なのは、教授が主催するビデオ会議(大部屋)から、主催者権限で小部屋を作成してグループに分かれられるようなビデオ会議側のシステムがあればいい。WebexやZoom、Microsoft TeamsやGoogle Hangouts Meetがそうしたシステムを持っているのかは知らない。

Microsoft Teams - グループ チャット ソフトウェア

Slackを使う方法も考えた。全学でSlackを導入している場合、授業別にワークスペースを設ければ授業を担当する教授の権限で小部屋を作ってグループを振り分ける事ができそうだと考えた。

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