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投球障害肘から競技復帰後のトレーニング・再発予防の身体作り

C-I baseballの投球障害肘から競技復帰後のトレーニング・再発予防の身体作りを担当します高橋塁です。


日々、野球を中心にスポーツの現場で、トレーニング、コンディショニング、技術指導を行っています。


私自身が、日々のスポーツ現場での経験をもとに、
障害をいかに防ぎ、かつ再発せず、
パフォーマンスアップできるかをお伝えし、
医療機関とスポーツの現場との連携をいかにスムースにできるかを
わかりやすく発信していきたいと思います。

高橋塁プロフ写真①

https://twitter.com/ramichan2000?s=20


【マガジン紹介】



C-I Baseballトレーナーマニュアルでは、臨床・現場での野球におけるケガの対応力を高めるためのマニュアルを配信しています。


・これから野球現場に出たい方
・野球のケガの対応力を高めたい方
・臨床での野球のケガの評価・トレーニング・復帰について悩む方

にオススメの内容です!
ぜひ、ご活用ください!!

まずは、ここまでの投球障害肘に関する小林弘幸さん、須藤慶士さん、佐藤康さん、増田稜輔さんのnoteを参考にダイジェスト版として振り返ります!


|投球障害肘とは


投球動作において、主に運動方向が変化するLate-cocking~MER以降にメカニカルストレス(主に外反ストレス)を与えることで投球が困難になることが、投球障害肘ということなります。
投球障害肘になることで回復期では日常生活では困らないことがほとんどですが、練習や試合を休んで痛みがなくなっても、投球を再開するとまた痛みがでる…。

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つまり、原因となる要因を排除しなければ、悪循環のループに乗ったままになってしまうのです。


その悪循環を断ち切るために投球障害肘を考える上で、重要なこと。

・肘関節は基本的に1軸性の関節。
 屈伸以外の動きをすることで投球障害肘を惹起する。
・肘関節内側解剖の新しい知見。(腱性中隔)
・成人期と成長期の肘障害について
・肘の障害を内側障害、外側障害、後方障害の3つに分ける。


を理解することが大切かと思います。


|肘関節の解剖


肘関節の安定化機構としては

・静的安定化機構(靭帯) 

・動的安定化機構(筋肉)


〇 静的安定化機構とは?

静的安定化機構の靭帯は、MCLが代表的です。

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MCLは、その線維の走行から、3つのパートに分けられることができます。

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肘関節屈曲するほどMCL(POL)の後部線維が伸張し、伸展するほどMCL(AOL)の前部線維が伸張すると考えられます。

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MCLの障害されやすい部位は、AOL後部線維が最もストレスがかかりやすい部位だといえます。


〇動的安定化機構とは?

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これら個々の筋肉で、肘関節に与える動的安定化の方向が異なります。

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尺側関節裂隙の狭小化には、円回内筋、橈側手根屈筋、浅指屈筋が関与しています。

〇 尺骨鉤状突起の橈尺側偏位について

MCL不全損傷の肘関節アライメントは、尺骨鉤状突起の橈側偏位が生じているといわれています。

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そして、動的安定化筋群の作用をそれぞれ考えていきます。

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円回内筋と橈側手根屈筋が収縮すると、尺骨鉤状突起を尺側に偏位させます。
浅指屈筋と尺側手根屈筋が収縮すると、尺骨鉤状突起を橈側に偏位させます。

〇 肘関節内側解剖の新しい知見(腱性中隔について)

「解剖学的知見から考察していくことも重要」

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