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宇宙との一体感

ヨガの究極の目的は宇宙との一体感と言われます。


ヨガはいろいろと、難しいポーズを取ったりします。片足で立ったまま10年動かないとか。

その意味合いとしては「肉体を極限状態に追いやることで、何か宗教的な悟りや恍惚を得るのではないでしょうか。」と言われています。

座禅も近いものがあります。

普通動いている人間の体を、身動き一つ許さない型に押し込めるのは不自然です。禅の場合は、ヨガの苦行者のように不自然な形に、肉体を押し込めることで精神の自由を得ようとしているのではないか、と言われてます。

ヨガは、いろいろなポーズを取りますが、それは最終、瞑想につながるものであると、私はヨガのお師匠様に教えていただきました。

「ヨガは大ききく分けて三つの要素から成り立っています。一つは体を動かす体操のようなもので、アーサナ、といいます。ポーズという対位をつくるんです。どうしてそれをするかというと、足を組んで三十分、一時間苦痛を感じないで心地よく座っていられる体を作るのが目的です。

アーサナをすると確かに血行がよくなり、筋肉が伸びて健康になります。」

次に呼吸法です。

「呼吸法は深くリラックスした呼吸をいつでもできるようにするのが第一目的です。呼吸が荒いとリラックスできません。」

風景に感動したりすると、自然に呼吸は深く、ゆっくりになります。

びっくりしたりすると、呼吸は荒くなる。肩で息をする、などといいますね。

このような状態は、気が拡散しているそうです。深くゆっくりした長い呼吸は心につながっていける。肉体と精神が、気でつながり、落ち着いていきます。

そのような状態で「瞑想」を行います。ヨガは「動く瞑想」というぐらい瞑想を大切にします。

ヨガの三要素は、ポーズ、呼吸法、瞑想、です。

ヨガはポーズばかり注目されますが、呼吸法も大切です。そして、これらの目的は、静かに瞑想しやすい柔軟な体をつくることにあります。

瞑想でもって、宇宙と一体感を味わう。悟りのところに到達することを目指していくのです。


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