荒井リュウガ

1999生まれ。 Twitterなどに生息。 家の近所を散歩するなどの活動を行う。

荒井リュウガ

1999生まれ。 Twitterなどに生息。 家の近所を散歩するなどの活動を行う。

最近の記事

幸せですか?

 幸福になるにはどうすればいいのか、そもそも幸福とはなんなのか、正解はあるのだろうか。最近そんなことを考えていたので、『幸福論』を読んでみました。  幸福論について調べてみると、ヒルティ、アラン、ラッセルによるものを指して「三大幸福論」と呼ぶらしい。でも、西洋哲学って読んでも分かんないしな、とも。とりあえず「幸福論」に関係のありそうな本を三冊だけ選んで注文してみました。  寺山修司『幸福論』。まずはこれ。寺山修司って実は読んだことなかったのだけど、有名な文筆家であるわけだ

    • 【実話/創作】怪談7話

      1.夜釣り  実話。私が生まれるより前の話。  祖父が友達と、湖で夜通し雑談しながら釣りをしていた日のこと。  夜明け前、空の白み始める頃でした。パシャ、パシャと水音が聞こえてきたそうです。なんだなんだと様子を伺うと、いつの間にやら湖上にボートが浮かんでおり、船上の人物が長い棒で水の中を突いたり、かき回したりしているようです。そんなことをされれば魚が逃げてしまいますから、釣りどころではありません。一体なにをしているのかと声をかけました。  こちらに気付いたボートが近寄ってく

      • 「姉の友達」「友達の姉」止まらぬ怨嗟

         あなたは「姉の友達」と「友達の姉」、どちらが好きですか。  この2ジャンルは似ているようでいて、その実全くの別物ですからね。大きな違いとしては、俺の家に泊まりに来ているのが姉の友達、遊びに行ったらいたのが友達の姉です。もう分かったと思いますが、完全に創作での話をしています。   私はどちらかというと「姉の友達」派ですかね。どっちも好きだけどね。必ずしもおねショタである必要はないと思います。2歳くらいしか離れてなくてもいい。そういうのの方が好きまである。  どちらも良いものだ

        • 読書記録2024.1~6

          2024年上半期の読書記録です。 特に印象に残っている本は「・」を「●」にして強調してあります。(おすすめ本、的な) 1月 12/30 ・中島らも『ガダラの豚Ⅰ』 1/2 ●中島らも『ガダラの豚Ⅱ』 1/4 ・中島らも『ガダラの豚Ⅲ』  民俗学の豊富な参考文献から学術的観点の「呪術」が語られる一方で、実際にアフリカ呪術、超能力、老師の法力が飛び交う。 村の老呪術師、超能力崩しの奇術師など、キャラにも魅力があった。 ハッピーエンドにしては人が死に過ぎだが、面白かった。  日

          【短編小説】善良な人々のための自動ドア

           「クソが。一体どうなってやがる」  困った。ネット通販が使えないのである。といっても、私を愚鈍な人間だなどと思ってはいけない。新しいモノを全く取り入れられず、学ぼうともせずにわからんわからんとばかり言う年寄り連中と一緒にされるのは心外である。私も還暦を過ぎているが、インターネットで物を買うくらい、その気になれば簡単にできるのだ。実際に私は何度も利用している。しかし……。  いつも通りに操作しているはずが、中々注文確定の画面まで辿り着かないのだ。商品をカートに入れて、購入画面

          【短編小説】善良な人々のための自動ドア

          たまにDSを触ると楽しい

           先月の前半、久しぶりにDSでしばらく遊んだ。と言うのも、今年「風来のシレン」の新作が出たとかで話題になって、最近そのプレイ動画を見たんですね。懐かし~、このゲームシステムまたやりたいな~、ということで「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊」をはじめからやり直したわけです。前に触ったのは3DSのオンラインショップが終了する時ですね。  自分ワニノコ、相棒ヒトカゲではじまり、おもしれ~と思いながら5日くらいはずっとやってたんけど、闇のデイアルガにボコボコにされてしまった。昔

          たまにDSを触ると楽しい

          不気味の谷ってあるじゃないですか

           昨日、布団の中で考えてたことなのですが。  あの、皆さんは不気味の谷ってご存じですか?あんまり知らないな~って方はちょっと調べていただいて。  やっぱりいいや。検索すると見たくない画像が出てくるかもなので。  不気味の谷。ロボットだったり絵画だったりを徐々に現実の人間に近づけていく過程で、不気味に感じられる瞬間があるというものですよね。よく「強烈な違和感」とか「生理的嫌悪感」などと説明されるのですが、私はこれが何よりも怖くてですね。  厳密には「不気味な谷現象」とはまた別

          不気味の谷ってあるじゃないですか

          【日記】よし、首塚を見に行こう

           少なくとも一カ月に一回は電車に乗ってどこかに出かけよう!というタスクを自らに課している。というわけで5/2、最近『帝都物語』を10巻まで読み終えたのにかこつけて東京に行きました。なんか急に遠くまで出かけたくなったので。休日の東京は地獄と化す(おそらく)ので、GWに入る前の今しかない。将門の首塚を見に行くぞ!  一応は月イチ以上電車に乗っているとはいえ、近場で買い物して帰るだけだったりが続いていたので、久しぶりに新宿まで出たら1時間くらい乗っていただけなのにえらい疲れた。大

          【日記】よし、首塚を見に行こう

          GATB検査を受けてきました。

           GATB、VRTという職業適性検査を受けてきました。GATBは適性能をはかるやつで、VRTは職業興味を見るやつ。  検査結果を今後生かすことができるかは別として、自分のステータスみたいなものが可視化されるのは面白いのでやってよかったです。ゲーム脳なので……。  ステ振りがあまりにも文系すぎてウケますね。「言語」が一番高く、逆に「数理」はゴミでした。  検査項目に2,3ケタの四則演算をたくさんやるやつがあったので、「数理」は数学の知識ではなく、数字を扱うための基礎能力って感

          GATB検査を受けてきました。

          進化って結局なんなんだ

           進化論ってあるじゃないですか。あんま詳しくないんですけど、今は適者生存ってのが一番有力説なんですよね?進化のしくみとして、突然変異的に多様な変化を持つ個体が生まれ、そのうち環境に適応したものはいっぱい増えることができて、新しい種になっていくという。  違うかな?違うかも。こういうやつちゃんと理解しときたいな~と思いつつ、理科の本って読むと眠くなるから中々手が出ないのよね。あと、高いし。  理科の本は高い。中古で買っていいか分かんないし。文学は何千年経とうが良いものは良いと思

          進化って結局なんなんだ

          社会性消失バグ/ともだちのつくりかた

           人間が怖い。コミュニケーション全般が怖い。  Twitterなどを眺めていると、「3人以上での会話が難しい」という話をよく見る。  「わかる!!!!!!」と、言えるもんなら言いたい。が、残念なことに、完全には共感できずにいる。なぜなら、私には3人以上で集まって会話する機会がもう数年ないからである。だって人に会わないもん。  それでも。なんとなーく、想像できるというか。会話って結局は1対1のラリーなわけじゃん?会話の場に私含め3人がいたとしたら、当然私以外の2人によるラリー

          社会性消失バグ/ともだちのつくりかた

          能力名:『エンヴィキャットウォーク』

          今、スタンドがボカロ曲のジョジョがアツい。 福岡太朗さんのツイートを皮切りに、Twitterは「ボカロのジョジョ」で賑わっている。 うれしくてしょうがない。 みんないっぱいツイートしててニコニコしちゃった。 なぜなら、私も常々似たようなこと考えていたから…! なんかボカロ曲のタイトルって能力っぽいの多いな、と思った。 「ジョジョのスタンド」という一歩踏み込んだ発想はしていなかったけど、 ジョジョのスタンド名って洋楽由来が多いらしいしピッタリじゃんね。 ツイートを

          能力名:『エンヴィキャットウォーク』

          note、辞めてェ~w(やめない)

          なぜなら意味がないから……。  noteには連続投稿という機能があって、継続して記事を書くと褒めてもらえる。私の場合は月一回なんらかの投稿をしているので、「〇カ月連続!」みたいなのが出る。これが悪い。いや、悪くはない。  もし書かないでおくと連続が途切れてしまうので、なにか書かなきゃなぁ、と思う。来月はどうすっかなぁ、みたいな。それが段々ダルくなってきたのですねぇ。  まぁ、普通はそんなに焦らなくても、月に1テーマくらい書きたいことがあるんじゃない?と思いますよね。ない

          note、辞めてェ~w(やめない)

          【日記】既知なる町田に蓋を求めて

          2024年2月9日 町田に行った日の日記  みなさま、東京都町田市と聞くと何が思い浮かべますか?「町田は神奈川w」というやつでしょうか。あのネタ、面白いフェーズはそろそろ終わったような気がします。町田市在住の人たちが鼻で嗤っているような……。  実際、横浜に行くくらいなら東京出ればいいじゃん、とは思います。そっちのが近いし。去年の9月には暇つぶしに赤レンガ倉庫を見に行ったけど、普段は行きませんね、横浜。そもそも、そう頻繁に電車に乗って出かけもしないわけですが。  町田には年

          【日記】既知なる町田に蓋を求めて

          読書記録2023.7~12

          noteへの追記 ・二階堂奥歯『八本脚の蝶』  著者が26歳になる間近に自殺するまでの日記。本に関する話を面白く読んだ。私も澁澤龍彦的なものに一応興味があるのです……。著者の尋常でない読書量の中で、自分も読んだ本が出てくる度「おっ」と思うし、この著書が良いと言う本は良い本なんだろうと思う。  私が『バージェスの乙女たち』を知ったのは2022年刊の『エロマンガベスト100+』なのですが、手に入れるアテはないですね。著者(二階堂)はこの本が好きな理由として、狂気や倒錯よりも自

          読書記録2023.7~12

          【短編ホラー】夢の中の恋人

            昔からずっと、夢の中だけで会う女がいる。現実では一度も見かけたことがない人物、だと思う。私の場合、普段の夢の登場人物と言えば学校の同級生、近所に住んでる人などの顔は知っているけどさほど親しくもないような人が多く、彼らが色々な役になって出てくる印象。それでもまぁ、夢に全く知らない人が出てくる、というだけでは別段不思議な話ではない。しかし、この女は長年に渡り、何度も繰り返し出てくるのだ。  はじめての遭遇時、私は中学生か、高校生だったか。この女は何度も夢に出てくるな、と気付い

          【短編ホラー】夢の中の恋人