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2022.5.29 第19節 H山口戦「白の8番の凱旋」

私が横浜FCにハマったのは2017年からのため、まだまだ新参者だ。

試合を見始めたばかりで、当時在籍していた野村選手(現 大分)や津田選手の顔の区別がつかなかったり、『縁の下の力持ち好き』として相変わらずDFに目が行ったりしていた頃だ。

サッカーをやったこともなく、当時は戦術もほとんど知らない私でさえ、数試合見ていて気づいたことがあった。

「横浜FCの中心は、佐藤謙介なんだ。」

私を横浜FC沼に引きずり込んだ仲間は、フリューゲルスの時代から見ているため、色んな選手を見てきた。

そう、佐藤謙介も大学卒業のルーキー時代から見ていた。

その仲間が言うには、言い方を考えずに言うと「サポーターからあまり良く思われていなかった」と。

「何かふにゃふにゃしていて、チャラチャラしてそうで、プレーが軽い」と。

2017年からしか謙介を見ていない私にとっては、信じられない言葉だった。
私が2017年から見ている謙介は、誰よりも横浜FCのために走る選手だった。


会社で仕事のことで1回も泣いたことない私が、2回だけトイレで泣いたことがある。

その1回目が、まさしく2020年のストーブリーグに謙介の移籍が発表されたときだ。
(2回目は昨年の瀬古くんの移籍が発表されたとき。社会人人生の2回とも仕事中に選手の移籍を知ったとき。仕事では1回たりとも泣いたことない)

”横浜FCのバンディエラ”との別れ自体が悲しいのに、それに加えてコロナ禍でチャントも歌えず、拍手もできず、見送ることさえできなかった。


基本的に”個サポ”ではない私でさえ、レノファ山口(と瀬古くんのいるフロンターレ)は気にしていた。

ついに今年、同じJ2のカテゴリになり直接対戦の昨日。

"アウェイ"側に書かれた「佐藤謙介」の名前


常にシンプルで最適なプレーをし、ふにゃふにゃ走ってたかと思えば「そこに入れるかー!よく見てたなー!」というようなパスを入れ、ピンチになれば最後尾まで戻り体を張ってシュートを止める。

"HAMABLUEの8番"のユニフォームでよく見た光景を、"白の8番"のユニフォームで昨日も思う存分に見せてくれた。

奇しくも、亀さんの移籍後初ゴール&決勝ゴールを決めたのは、その謙介が下がった後だった。


試合終了後、いつもは周りに座っている人たちも選手の周回が終わると帰っていく。

昨日は皆んな、帰らない。
もちろん"白の8番"を待っている。

何の涙か分からないけど、なぜか泣ける。
仲間のオジサン達もサングラスしながら泣いたらしいから、私が泣いたとしても仕方ない。

"HAMABLUE"のサポーターに囲まれて、四方からいつまでも力強い拍手を受ける謙介は、やっぱり皆にとって特別な選手なんだなと実感。

謙介も整形後のフリ丸にはビックリしたかな!?




今は"白の8番"を着ている謙介と、いつかはどんな形でもいいから"HAMABLUE"を一緒に着たいという願望を抱き、そしてそれがサポーターの身勝手な願望だということも、もちろん重々承知している。


それでも昨日の”佐藤謙介”を見ると、やっぱり改めて思わずにはいられない。


1.試合結果

○ 1-0
【得点者】 89' 亀川諒史🐢
(4歳児サポーターのおかげで早々にフルネーム覚えた1人)


2.雑感

昨日は謙介ですべて感情持っていかれたので、試合内容は触れない!

ただ、昨日のもう1つのハイライトのこれだけは。
そんな感動的な試合後の前には、

  • ハイネルがアツくなり相手選手と揉める

  • それを歳下のサウロが止める

  • ハイネルが中盤のポジションに戻ろうとするのに、サウロがFWの位置まで押し込んで戻させてくれない

  • そんなサウロに唯一イエローカードが出される

  • それを逆サイドの拓海は我関せずで水飲んでる

  • 山下くんは副審と話しながら、ずっとニヤニヤしてる

というカオスな時間があり、感情がジェットコースターな試合でした。


3.総括

現在の"HAMABLUEの8番"は「何でこのタイミングで怪我なんだよ!」と思いましたが(もちろん怪我は心配)、"8番"対決はアウェイの地までおあずけということで!

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