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スキル0、知識0、人脈0から3ヶ月で開発したサービスを運営2年半で企業に売却しました

個人で初めて開発したお笑いライブの検索サービス「ワラリー!」をplayground株式会社に売却しました。

開設当初から「ゆくゆくは企業として安定的に運営したい」と思っていたので、ひとつ目標が叶ったかたちです。
このnoteでは個人開発サービス売却の経緯と理由をまとめました!

どんなサービスを売ったの?

お笑いライブの検索サービスです。
日付や出演者の名前で全国のお笑いライブを横断検索できます。
2017年10月にβ版公開、2018年11月から現バージョンを公開しています。

お笑いライブの情報のほか、新型コロナウイルス感染症の影響で急増したライブ配信の情報もまとめています。

サービス開発のきっかけなどはリリース時の記事に書きました。
このサービスが初めて作ったかつ初めて売却したサービスなので思い入れが強いです。

どこに売ったの?

スポーツ・エンターテインメント業界に特化した技術開発、コンサルティング・SI 事業を展開する総合エンターテック企業「playground株式会社」に事業譲渡しました。

電子チケットサービス「MOALA Ticket」や自主サイト構築サービス「MOALA Live Store」の提供、音楽ライブ情報まとめメディア「#おうちライブ」の運営などを行っています。
プロサッカー選手の本田圭佑氏が手がける個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」が出資したことでも話題になりました。

どうやって売ったの?

知人の紹介です。
前職の同僚がプログラミングのメンターを紹介してくれて、その方がベンチャー企業を紹介してくれて、そこの代表取締役の方がplayground株式会社の代表取締役を紹介してくれて…といろんな縁が繋がった結果でした。
初めてお会いしたときに「ワラリー!」というサービスを運営していることをお話したら、「いいね!」と事業のコンセプトに共感していただきました。

・デザインがいい
・Google検索で「お笑いライブ 東京」といったビッグワードの1位を取れている
・リピートしてサービスを使ってくれるコアなユーザーがついている

といったポイントを評価していただけたようです。
そこから、どんどん話がすすんで一緒に事業を行うことになりました。

※タイトルに人脈0って書いてあるのに結局人脈かい!という感想をいただくのですが、「サービスを開発する前」は人脈0という意味です。そこからサービスを完成させました。「今サービスを運営していて、こういうことで困ってるのですが相談させていただけないでしょうか」と声をかけて数珠繋ぎに知人を紹介していただけた感じです。

いくらで売れたの?

金額は非公開です!すみません。

なんで売ったの?

一言で言えば「サービスを成長させるため」です。
ワラリー!を通してやりたいことを叶えるため、企業としてチームで動いた方がメリットが大きいと判断しました。

電子チケットサービス「MOALA Ticket」は、吉本興業や浅井企画などの興行主が主催するお笑いライブにも導入されています。
また、吉本興業のライブ配信プラットフォーム「オンラインチケットよしもと」もMOALA Live Storeが提供しています。

お笑いライブの興行主に貢献している企業に事業譲渡することで、サービスをより成長させることができると思いました。

売った後はどうする?

playground株式会社に転職し、引き続き中の人としてサービスを大きくしていきます。
やりたいことはたくさんあるので、これからひとつひとつクリアできるようがんばります!

どうすればサービスを売れるの?

成功は再現性が薄いと言われますが、あくまで自分の経験から書かせていただくと…

情熱試行錯誤しかないと思います。

そもそもサービスの運営を続けないと、チャンスもやってきません。
2年半、何回も「こうやったら効果あるのでは?」「これは反応薄いかもだけどやってみよう」「まずやってみる」ということを繰り返してきました。

「ユーザーがデータを登録してくれない!」と嘆く前に地道にデータ収集

最初の1年間毎月1000件ものライブのデータをひとつひとつ手入力

・M-1グランプリの公式サイトから、総エントリー約5000組分の芸人データをコピペしてまとめる(プロのみ)

・芸人、作家、お笑いライブ主催者など関係者だけのTwiterリストをつくって、リスト内検索でお笑いライブ情報を収集する(手動でひとつひとつ約3600アカウントを追加)
東京のお笑い芸人関係者リスト @warally_info

・ライブを登録してくれたライブ主催者さんに「ありがとうございます。使いづらいところやご不明点はないでしょうか」とDMしてフィードバックを基にUIを改善、ライブ主催者さんの継続的な登録を促す(ときには実際にお会いすることも)

結局バズるのが1番か?よかった集客施策

・毎月お笑いに関連したアンケートをする(サービスのユーザーが興味のある、参加できる独自コンテンツを提供する。芸人さん本人もたまに反応してくれる)

基本はリツイートしてもらえるのが一番Twitterのフォロワー数は伸びます。
ユーザーが興味を持っているのは、「サイトの機能」ではなく「お笑い」です。
機能を改善するよりも、お笑いに関連するコンテンツを提供した方が集客には効果がありました。
エンジニア目線だと「技術的にすごい!」「こんだけ時間をかけたんだから使われるはず!」と思ってしまいますが、かけた時間や難易度は全く集客に関係なかったです。

・お笑いが1年で一番注目されるM-1グランプリの放送時間に合わせて審査員の点数表を実況した(1日で一気に500フォロワー増えた)

・芸人別、駅別、都道府県別、地域別など細かい範囲でライブ情報にパンくずリストをつけた(SEOが向上した)

「みなさん○○してください!」はダメ?ダメだった施策

・ユーザーの投稿を増やそうと「誰でも登録できます!」とひたすら呼びかける
→ そもそものフォームのユーザビリティが悪かったり、投稿したいと思うインセンティブがなければシステム的に誰でも登録できたところで誰も登録しない
「芸人さんは自分が出る全部の舞台にお客さんが来てほしいはず」(=宣伝がんばるはず)と思いきや、ヒアリングの結果「集客の悪いライブはスベる可能性が高くなるからむしろ来てほしくない」ことが判明

「リツイートがうざかったら勝手にオフにしてもらえるでしょ」と見境なく明日のライブ情報を一気に30件リツイート
→ 有益な情報を提供していなければ、オフにするまでもなくフォローを外される。そもそもオフにされるならリツイートする意味がない。ただ大変なだけで全然意味ない作業だった。
現在は1日1〜5件程度のツイート・リツイートを散らして行っている。

・ログインしていいねできる機能を2種類(「絶対いく」「気になる」)つくったが、「そもそもログインがめんどくさい」「絶対いくなら予約するからいいねする必要ないのでは」となり1種類に削って「いいね」の文言に統一した

「一般発売日」「先行発売日」でライブ情報を検索できる機能をつくったが、誰にも使われずひっそり終了

・ライブのフライヤー画像を一覧で見られる機能をつくったが、UIが悪くてそもそも誰も見なかった

「やっとリリースできた!」と思ったら全然反応がなくて落ち込むこともありました。
でも、ユーザーの声を聞き続ければ必ず解決の糸口は見つかります。
それでも「まだできることはあるのでは?」という思いで改善を続け、今日まで運営してきました。

努力しても成功するとは限らないけど、努力せずにできる成功もないというありきたりな言葉を心から実感できた2年半でした!

今後も個人開発のノウハウなどnoteやQiitaで発信していく予定なので、よろしければいいね・フォローよろしくお願いいたします!

Twitter:@rubys8arks
Qiita:@rubys8arks
GitHub:@rubys8arks

個人開発することになった経緯などはプロフィールにも書いてます! ↓


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開発資金にさせていただきます〆(.. ) また新しいサービスつくるぞ~

Rails.logger("ありがとうございます!")
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国内No.1のお笑いライブ検索サービス「ワラリー!」を作って企業に売却しました。海外にもふらっとひとり旅する行動派🙋個人開発に役立つ情報、UXデザイン情報などを発信します。エンタメ×テクノロジーのスタートアップplayground株式会社でエンジニアとしてお仕事中🏂

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